テニス界の不正行為を調査する特別機関、テニス・インテグリティ・ユニット(TIU)によれば、ウィンブルドンと全仏オープンの4試合で、常軌を逸した賭けパターンが見られ、注意を喚起している。 水曜日に発布されたTIUの3ヵ月ごとのレポートによれ…

 テニス界の不正行為を調査する特別機関、テニス・インテグリティ・ユニット(TIU)によれば、ウィンブルドンと全仏オープンの4試合で、常軌を逸した賭けパターンが見られ、注意を喚起している。

 水曜日に発布されたTIUの3ヵ月ごとのレポートによれば、4月から6月の間、3万1000以上あったプロの試合のうち53試合に注意を促した。昨年の同時期には、やはり警戒を促した試合が73試合あったという。

 ここ最近で警戒を促した試合のうち3試合はウィンブルドンでのもので(予選が2試合、本戦が1試合)、もう1試合が全仏での試合だった。ATPとWTAの試合に関しては4試合だけで、残りの45試合は、チャレンジャー大会、フューチャーズ大会、その他ITFの大会だった。

 TIUは注意喚起した試合は査定されるが、不正以外の理由が賭けのパターンに影響を与えることもあるため、賭けパターンが異常であるというだけで八百長があったという証拠にはならない、と釘をさした。(C)AP(テニスマガジン)

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