(10日、ラグビー・ワールドカップ<W杯>フランス大会1次リーグD組 日本42―12チリ) ラグビーの第10回ワールドカップ(W杯)フランス大会1次リーグD組の日本代表(世界ランク14位)は10日、初出場のチリ代表(同22位)との初戦にトゥ…

(10日、ラグビー・ワールドカップ<W杯>フランス大会1次リーグD組 日本42―12チリ)

 ラグビーの第10回ワールドカップ(W杯)フランス大会1次リーグD組の日本代表(世界ランク14位)は10日、初出場のチリ代表(同22位)との初戦にトゥールーズで臨み、42―12(前半21―7)で勝利した。

 日本は勝ち点4と4トライ以上挙げれば与えられるボーナスポイントの勝ち点1の勝ち点計5点を得て、D組首位に立った。日本は次戦、17日(日本時間18日)はニースで2019年W杯日本大会準優勝で今大会初戦で勝利したイングランド(同8位)と対戦する。

 日本は前半6分、左サイドを突破されてチリにトライを許し、その後ゴールも決められて7点を先行された。

 しかし同8分、日本はFWファカタバがトライを挙げ、ゴールも決まって7―7の同点とした。同30分には敵陣ゴール前のスクラムからつなぎ、WTBナイカブラがトライを決めるなどして14―7と勝ち越した。前半終了間際には、FWファカタバが自身2トライ目を奪って追加点を挙げた。

 後半、日本はチリにボールを展開されて後半8分、トライを許して21―12とされた。だが後半13分、日本はFWリーチがゴール中央にトライを挙げて28―12とした。後半31分はCTB中村がトライして、35―12とリードを広げた。さらに後半40分、FWディアンズのトライなどで42―12と突き放した。

 8日にナンバー8として先発すると発表されていた日本の主将、姫野和樹(トヨタ)は試合直前に、国際統括団体ワールドラグビーが欠場すると発表した。ロックで先発予定だったジャック・コーネルセン(埼玉)がナンバー8を担い、サウマキ・アマナキ(神戸)がロックのポジションに入った。ゲーム主将は、流大(東京SG)が務めた。

 今大会は計20チームが出場。1次リーグは5チームずつの4組に分かれ、総当たりで戦い、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む。

 メンバーは次の通り。

 【先発】FW 稲垣啓太(埼玉)、坂手淳史(埼玉)、具智元(神戸)、サウマキ・アマナキ(神戸)、アマト・ファカタバ(BR東京)、リーチ・マイケル(BL東京)、下川甲嗣(東京SG)、ジャック・コーネルセン(埼玉)▽HB 流大(東京SG)、松田力也(埼玉)▽TB ジョネ・ナイカブラ(BL東京)、中村亮土(東京SG)、ディラン・ライリー(埼玉)、松島幸太朗(東京SG)▽FB セミシ・マシレワ(花園)

 【控え】堀江翔太(埼玉)、クレイグ・ミラー(埼玉)、バル・アサエリ愛(埼玉)、ワーナー・ディアンズ(BL東京)、福井翔大(埼玉)、斎藤直人(東京SG)、長田智希(埼玉)、レメキ・ロマノラバ(東葛)