2023年9月10日 立川競輪開設72周年記念「鳳凰賞典レース」(最終日)例年1月に行われていた立川競輪開設72周年記念・鳳凰賞典レースだったが、今年度は9月7日から10日の日程で、残暑厳しく台風13号の影響が心配された中、熱戦が繰り広げら…

2023年9月10日 立川競輪
開設72周年記念「鳳凰賞典レース」(最終日)

例年1月に行われていた立川競輪開設72周年記念・鳳凰賞典レースだったが、今年度は9月7日から10日の日程で、残暑厳しく台風13号の影響が心配された中、熱戦が繰り広げられた。
2日目の激しい雨天を乗り越えたタフな選手が揃ったシリーズは、S級S班から平原康多や新山響平、守澤太志が貫禄を示して決勝進出。また、地元関東勢の活躍も顕著で、オールスター競輪でタイトルホルダーの仲間入りをした眞杉匠や、森田優弥、高橋築らも準決勝をクリア。さらにブレーク中の犬伏湧也、前走の京都向日町競輪で初の記念優勝した北井佑季ら上位陣が躍動し、決勝へ駒を進め、激戦に拍車がかかっていった。

関東5車が結束した決勝は、赤板から先行態勢に入った眞杉の番手から、森田が捲りで抜け出して1着ゴール。ラインの厚みを活かし、記念初優勝を遂げた。

※準決勝のレポートはこちら

【立川競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/新山響平(SS・青森107期)
3/眞杉匠(S1・栃木113期)
4/北井佑季(S1・神奈川119期)
5/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
6/高橋築(S1・東京109期)
7/犬伏湧也(S1・徳島119期)
8/森田優弥(S2・埼玉113期)
9/守澤太志(SS・秋田96期)

【レース展開】





誘導以下、3眞杉ー8森田ー1平原ー5佐々木ー6高橋、2新山ー9守澤、7犬伏、4北井で周回を重ねる。まず北井が内から6番手まで上昇し、新山は7番手に。赤板を過ぎて、眞杉がペースを上げていく中、新山は打鐘から仕掛けるも、前を捕えきれずに不発。眞杉マークの森田は最終2コーナーで捲り発進。これに平原、佐々木が続いていく。犬伏も懸命に捲りで追うも、関東優位は変わらず。抜け出した森田は、後続を振り切って優勝後―リ。佐々木がゴール前に差し脚を伸ばして2着、平原が3着に入り、関東勢の上位独占となった。なお、北井(6着入線)は内側追い抜きにより失格と判定された。

【立川競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単8-5 2,790円(9番人気)
3連単8-5-1 4,050円(7番人気)
決まり手:捲り-差し



優勝/森田優弥(S2・埼玉113期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績/一2・二2・準2・決1
次走出場予定/京王閣F1(9月29日~10月1日)

「嬉しい」の一言で、関東の皆さんに感謝です。眞杉(匠)との連携で優勝できたのが、めちゃくちゃ嬉しいですね。
レース前、自分が緊張しているのが眞杉に伝わったのか、和ませてくれました。それで、リラックスできた感じです。
赤板からの1周が凄いスピードで、後方から誰も来られないと思うくらいの感じでしたし、ホームも風が凄かった。そこが勝負どころかなと思っていたのですが、(眞杉のスピードの)垂れ幅が少なかったので、後ろを警戒していました。最後は、自分の力とラインの皆さんが心強かったので、それを信じて踏み切れました。4コーナーから、ビックリするくらい、直線が長かったですね。地元の大宮よりも長く感じました。
今日の並びは、眞杉から前を走ると言ってくれました。これから、自分ももっと頑張らないといけないなと思いましたし、競輪はラインだと思うので、ラインで関東を盛り上げて行こうと思います。応援をよろしくお願いします。





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\立川G3(最終日)注目選手ピックアップ/

【最終日9R=S級特選】


「収穫のあった開催」
2着/大川剛選手(S2・青森121期)

初日は突っ張って先行をして、二次予選に進め、二次予選では自分のレースができたわけではありませんが、準決勝に行けました。しかし、準決では力不足で思い切り仕掛けることしかできなかったので、決勝で戦えるように練習をしないといけないと思いました。今回は、守澤(太志)さんと連携できましたし、G1でよく名前を聞く選手と戦えて、いいものを得ることができました。ですが、9車で1着が取れなかったし、脚力だけでは勝てない面々ばかりなので、脚力を上げて勉強もし、師匠(永澤剛)にも聞いて、ライン競走でレース内容を求めた上で、いい着が取れるようにしたいと思います。頑張ります。

【最終日10R=S級特秀】


「好調だからこそ欲しい上積み」
2着/根田空史選手(S1・千葉94期)

チャリレンジャー(スポンサード選手)

昨日、カマシ先行がいいのは分かったので、今日は抑え先行をして、どうなのかを確かめたかったし、対戦メンバー的にも、その戦いの方がいいと思っていました。初日がもったいなかったですね。オールスターの時と同じ自転車のセッティングで臨んだのですが、そのセッティングがよくなかったです。2日目から元に戻しました。調子のいい時だからこそ、セッティングの良し悪しが分かるので、難しいとこがありますが、さらに上積みが欲しいと思って調整しています。来月の寛仁親王牌に向けても繋がる走りができたと思います。