スポーツと連動した街づくりを進める三重県松阪市は8日、募集していた「伝えたい!スポーツのチカラプロジェクト」で活用するキャラクターの愛称が「モーラ」に決まったと発表した。市立徳和小学校の井上和律(わるつ)さん(6年)の考案。 プロジェクト…

 スポーツと連動した街づくりを進める三重県松阪市は8日、募集していた「伝えたい!スポーツのチカラプロジェクト」で活用するキャラクターの愛称が「モーラ」に決まったと発表した。市立徳和小学校の井上和律(わるつ)さん(6年)の考案。

 プロジェクトは、2016年リオデジャネイロ五輪レスリング女子の金メダリスト土性沙羅さん(28)が今年度、市スポーツ課の職員になったことを契機にスタート。市内小中学校への出前授業や県内トップアスリートとの対談動画の放映などが進められている。

 モーラは、松阪牛の鳴き声「モー」と土性さんの名前の「羅」をかけ合わせた造語という。キャラクターはスポーツ課職員が土性さんをイメージして制作。7月末までに全国13都府県の80人から「サラン」「サラモ」など153点の応募があり、職員の投票などを経て決まった。

 市の担当者は「スポーツのチカラを網羅して元気な市になりますようにとの願いを込めました」と話している。(菊地洋行)