奈良市のロート奈良鴻ノ池パーク(鴻ノ池運動公園)に24日、新たにスケートボードパークがオープンする。利用には現地窓口での登録が必要で、すでに受け付けが始まっている。 スケートボードは東京五輪で初めて採用され、愛好家が全国的に増加している。…

 奈良市のロート奈良鴻ノ池パーク(鴻ノ池運動公園)に24日、新たにスケートボードパークがオープンする。利用には現地窓口での登録が必要で、すでに受け付けが始まっている。

 スケートボードは東京五輪で初めて採用され、愛好家が全国的に増加している。市によると、市内各地の路上でも楽しむ人が増えた一方、通行人や住民とのトラブルや道路の縁石が欠けるなどの問題も出てきた。専用パークの開設が待ち望まれていたという。

 新設された「ロートスケートボードパーク奈良」は約2千平方メートルの空間に、初心者から上級者まで習熟度別に四つのエリアを設けた。湾曲した形状のアールや直線走行ができるフラット、ボウル状、階段など4種類のセクションがある。

 営業時間は午前9時~午後9時で、10月末には夜間照明を設置する予定。利用料は一人500円(高校生以下は250円)、団体の貸し切りは一日4万円(土日祝は2割増)。周辺の観光促進になるよう、チケットを購入した日は何度でも出入り自由とした。

 整備事業費は1億3800万円。うち2750万円は企業版ふるさと納税を充てた。市は、競技会場としての使用を含め、パークの普及を図っていく考え。

 オープン初日の24日午前10時からはセレモニーがある。大和郡山市立郡山西中2年で、来年のパリ五輪出場をめざす中島野々花さんが技を披露するデモンストレーションを行う予定だ。(富岡万葉)