第26回ITTF-アジア卓球選手権大会(9月3~10日/韓国・平昌) 4日、男子団体準々決勝で日本(世界ランク3位)が中国(同1位)にマッチカウント0-3で敗れ、初戦敗退となった。前回不参加で、予選からの出場となった中国といきなり戦う、厳し…

第26回ITTF-アジア卓球選手権大会(9月3~10日/韓国・平昌) 4日、男子団体準々決勝で日本(世界ランク3位)が中国(同1位)にマッチカウント0-3で敗れ、初戦敗退となった。

前回不参加で、予選からの出場となった中国といきなり戦う、厳しいドローとなった日本。すでに3戦して体が温まった王者に対し、ぶっつけ本番で挑む。

第1試合は、張本智和(智和企画/世界ランク4位)が王楚欽(同2位)と対戦。通算2勝6敗で天敵の23歳に、第1ゲームは5-5から突き放されて6-11で先制される。

第2ゲームも王のレシーブが厳しく、張本はサーブ権を生かせないまま4-11で落とす。3ゲーム目はツッツキやループドライブを交えて肉薄するが、6-6の場面でまたもレシーブから2本決められ、そのまま6-11まで突き放されて敗れた。

第2試合は、篠塚大登(愛知工業大学/同28位)と世界卓球2023王者、樊振東(同1位)との一戦。篠塚がミドルを突いても、ボディワークで巧みに打ち返す樊振東に1ゲーム目を5-11で失う。

サーブで崩せない篠塚は終始苦しい展開。カウンターを次々と決められ、さらには樊のバックカットを打てず第2ゲームを3-11で落とす。3ゲーム目は篠塚のアップサーブが決まるが、樊に迫るには至らず5-11とされてストレートで敗北した。

第3試合は、全日本王者・戸上隼輔(同44位)と東京五輪2冠の馬龍(同3位)が対戦。第1ゲームは6-7まで競るが、得点パターンの多い馬龍を崩せず7-11で先取される。

その後も正確なストップや、威力と安定性を兼ね備えた両ハンドを見せつける馬龍。対する戸上はサービスエースで点を取るのがやっとで第2ゲームを失い、3ゲーム目は鋭い両ハンドで迫るシーンも見せるが、及ばずに敗れた。

日本男子は昨年の世界卓球準決勝のように中国を追い詰めたかったが、今度は中国から1ゲームも奪えずに敗戦。近年まれに見るほどの完敗劇となった。

<アジア選手権 男子団体準々決勝>

日本 0-3 中国
※5試合制(3戦先勝)

<第1試合>
張本智和 0-3 王楚欽
6-11/4-11/6-11

<第2試合>
篠塚大登 0-3 樊振東
5-11/3-11/5-11

<第3試合>
戸上隼輔 0-3 馬龍
7-11/3-11/6-11

<第4試合>
張本智和 - 樊振東

<第5試合>
篠塚大登 - 王楚欽