第26回ITTF-アジア卓球選手権大会(9月3~10日/韓国・平昌)4日、女子団体の本戦1回戦となる準々決勝で、日本(世界ランク2位)がインド(同15位)にマッチカウント3-0で勝利し、準決勝に進出した。第1試合は伊藤美誠(スターツ/世界ラ…

第26回ITTF-アジア卓球選手権大会(9月3~10日/韓国・平昌)4日、女子団体の本戦1回戦となる準々決勝で、日本(世界ランク2位)がインド(同15位)にマッチカウント3-0で勝利し、準決勝に進出した。

第1試合は伊藤美誠(スターツ/世界ランク8位)とA.ムカルジー(同168位)との一戦。伊藤は相手の変化形ラバーに手を焼くが、第1ゲームは7-7からフォア強打で4点連取し先制する。

その後もミドルを効果的に突き、要所でロングサーブを多用する伊藤。回転を見極めつつ、徐々に攻撃的に組み立ててもう2ゲームを連取し、まず1点を挙げた。

第2試合は早田ひな(日本生命/同7位)が、昨年アジアカップで敗れたバトラー(同36位)と対戦。7-7から決定打を先に放って第1ゲームを先取する。

2ゲーム目は2-7までリードされるが、長いツッツキを懐に突き刺してから攻めて11-9と逆転で奪う。次は9-11で失うが、第4ゲームは0-3からボールをしっかり入れて対応した早田が、驚異の11連続ポイントで勝利した。

第3試合は平野美宇(木下グループ/同14位)とS.ムカルジー(同102位)との一戦。平野得意のバック対バックからの展開でやや押されて第1ゲームを7-11で落とす。

だがここから平野はフォア側を多く攻めて得点し、11-4、11-6で2ゲームを奪う。第4ゲームも打ち合いの強さを発揮した平野が11-5で取ってチームの初戦勝ちを決めた。

3人すべてが異質のラバーを貼る変則卓球のインドに、黄金世代と呼ばれる2000年生まれの3人がそろって勝利した。

準決勝では、前回大会不参加で予選から勝ち上がった中国とシンガポールの勝者と対戦する。

<アジア選手権 女子団体準々決勝>

日本 3-0 インド
※5試合制(3戦先勝)

<第1試合>
伊藤美誠 3-0 A.ムカルジー
11-7/15-13/11-8

<第2試合>
早田ひな 3-1 バトラー
11-7/11-9/9-11/11-3

<第3試合>
平野美宇 3-1 S.ムカルジー
7-11/11-4/11-6/11-5





●日本代表選手のエントリー種目
男子団体:張本智和、戸上、篠塚、吉山、田中
女子団体:早田、平野、伊藤、木原、佐藤
男子シングルス:張本、戸上、篠塚、吉山、田中
女子シングルス:早田、平野、伊藤、木原、佐藤
男子ダブルス:田中/篠塚(戸上/篠塚から変更)、吉山/松島
女子ダブルス:平野/張本美和、木原/長﨑
混合ダブルス:張本智和/早田

●中国代表選手のエントリー種目
男子団体:樊振東、王楚欽、馬龍、梁靖崑、林高遠
女子団体:孫穎莎、陳夢、陳幸同、王芸迪、王曼昱、銭天一
男子シングルス:王楚欽、樊振東、馬龍、林高遠、梁靖崑
女子シングルス:孫穎莎、陳夢、王芸迪、王曼昱、陳幸同
男子ダブルス:樊振東/林高遠、馬龍/王楚欽
女子ダブルス:孫穎莎/王芸迪、陳夢/王曼昱
混合ダブルス:梁靖崑/銭天一、林高遠/王芸迪