プロバスケットボールB1の群馬クレインサンダーズが10月の開幕に向け、動き出している。目指すは、リーグ戦上位チームで優勝を争うチャンピオンシップ出場。4選手が新たに加入し、4月に開場した新アリーナ「オープンハウスアリーナ太田」(オプアリ、…

 プロバスケットボールB1の群馬クレインサンダーズが10月の開幕に向け、動き出している。目指すは、リーグ戦上位チームで優勝を争うチャンピオンシップ出場。4選手が新たに加入し、4月に開場した新アリーナ「オープンハウスアリーナ太田」(オプアリ、群馬県太田市)での初の開幕にもなる。8月29日には練習を公開し、キャプテンも発表された。

 2022―23シーズンは東地区の8チーム中5位で終えた。水野宏太ヘッドコーチは今季のキャプテンに、トレイ・ジョーンズ選手と並里成(なりと)選手の2人を指名した。また、昨季リーグ王者の琉球ゴールデンキングスから移籍したコー・フリッピンと広島ドラゴンフライズから来た辻直人の2選手を挙げ、競争心やリーダーシップを期待すると話した。

 並里選手は「目標はもちろん優勝」とし、また沖縄で開かれたワールドカップについて「生まれ育った沖縄で代表選手が頑張ってバスケを盛り上げてくれていて、その熱を僕らがもらっていきたい」と話した。辻選手は「並里選手と一緒にやる機会はこれを逃すとないし、クラブからも熱意を感じて、必要とされているところに身を置こうと思った。みなさんを楽しませて、ファンを増やさないといけない。群馬で存在感を示していくことも役割の一つ」と誓った。

 9日にはオプアリでサンロッカーズ渋谷、10日は千代田町のKAKINUMAアリーナで越谷アルファーズとのプレシーズンマッチがある。シーズンは10月7日に宇都宮ブレックスとのアウェー戦で開幕する。ホーム初戦は14日の横浜ビー・コルセアーズ戦。(川村さくら)