バスケットボール男子のワールドカップ(W杯)でアジア勢最上位となり、来年のパリ五輪出場権を獲得した日本代表が3日、試合が開かれていた沖縄県沖縄市内で記者会見を開いた。富樫勇樹主将は「バスケットをメジャースポーツにしたいと思ってプレーしてき…

 バスケットボール男子のワールドカップ(W杯)でアジア勢最上位となり、来年のパリ五輪出場権を獲得した日本代表が3日、試合が開かれていた沖縄県沖縄市内で記者会見を開いた。富樫勇樹主将は「バスケットをメジャースポーツにしたいと思ってプレーしてきた。その中で結果を出せてうれしい」と笑顔で語った。

 日本は2日にあった順位決定リーグ最終戦でカボベルデに勝ち、通算3勝2敗の19位で大会を終えた。フィンランドを破って欧州勢から初勝利を挙げ、世界大会で17年ぶりの白星をつかむなど、苦戦続きだった日本男子の歴史を塗り替えた。代表でただ一人、世界最高峰の米NBA選手だった渡辺雄太選手は「最高の雰囲気の中でやらせてもらえた」とファンに感謝した。

 トム・ホーバスヘッドコーチ(HC)は、選手たちと話し合ってパリ五輪の目標を決めるという。「このチームの天井がどこにあるか、まだ分からない。結果は出したけど、もっとできる」と更なる成長に自信をみせた。