【岩手】大相撲秋場所の番付発表で東小結への昇進を果たした盛岡市出身の錦木関(33)=伊勢ノ海部屋=が8月30日、盛岡市のホテルで凱旋(がいせん)の記者会見を行った。7月の名古屋場所は優勝争いに絡み、好成績を受けての三役初昇進で、「正直にう…

 【岩手】大相撲秋場所の番付発表で東小結への昇進を果たした盛岡市出身の錦木関(33)=伊勢ノ海部屋=が8月30日、盛岡市のホテルで凱旋(がいせん)の記者会見を行った。7月の名古屋場所は優勝争いに絡み、好成績を受けての三役初昇進で、「正直にうれしかった。努力を続けた結果」と喜びを語った。

 名古屋場所は10勝5敗と勝ち越し、自身初の殊勲賞を受賞した。記者会見で錦木関は先場所について、「前半・中盤戦まではしっかり勝てたが、後半戦は負けこんでしまい、悔しかった」と反省の言葉も口にした。

 9月にある来場所については「三役での勝ち越しを目標に来場所頑張りたい」としたうえで、「勝ち越し負け越し関係なく、新三役としての場所を楽しみたい」とも。将来的な目標としては「小結が一番上の番付ではない。引退しない限りは、関脇、大関、横綱と、一つずつ上を目指したい」と決意を語った。

 会見場所に同行した錦木関の父親の熊谷建さん(59)は「以前は立ち合いとか焦っているなという場面もあったが、先場所は慌てなくなって安定してきた印象。けがをせず長く相撲をとってもらいたい、そうすれば少しでも上にいけるかもしれない」と期待した。(藤井怜)