ヨルダンで開催されたレスリングU20世界選手権で銅メダルを獲得した、松江市出身の坂根海琉子(みるこ)選手(18)が島根県庁に丸山達也知事を訪ね、入賞を報告した。 坂根選手は3歳からレスリングを始め、松江レスリングクラブで練習を続けてきた。…

 ヨルダンで開催されたレスリングU20世界選手権で銅メダルを獲得した、松江市出身の坂根海琉子(みるこ)選手(18)が島根県庁に丸山達也知事を訪ね、入賞を報告した。

 坂根選手は3歳からレスリングを始め、松江レスリングクラブで練習を続けてきた。現在はレスリングの強豪として知られる京都府立丹後緑風高校の3年生。試合開始からどんどん攻め、相手にプレッシャーをかけて攻め切るのが長所という。

 今年7月に、全国高校総体女子フリースタイル50キロ級で優勝。8月はヨルダンの首都アンマンで開かれたU20世界選手権女子フリースタイル50キロ級で3位となった。

 銅メダル獲得について坂根選手は、「うれしいが、表彰台で1位の選手が金メダルとベルトをもらったのを見て、来年は自分が優勝したいと思った」。初めての海外試合だった今回、インドや米国の選手の力強さを実感したという。「ポイントを簡単に与えないねちっこさがあり、大技で逆転を狙ってくる」と振り返った。

 さらに技に磨きをかけ、国際大会などで上位を目指すという。「2030年に島根で開かれる国民スポーツ大会では、県出身の『ふるさと選手』として島根に貢献したい」と意気込む。

 丸山知事は「厳しい世界だと思うが、さらに高みを目指して頑張ってほしい」と激励した。(大村治郎)