富山駅の北側にスケートボード専用施設が完成し、施設を監修した富山市出身の東京五輪銅メダリスト・中山楓奈(ふうな)選手らが26日、滑走の様子を披露した。 施設は同市湊入船町の「NiX Urban Skate Park(ニックスアーバンスケー…

 富山駅の北側にスケートボード専用施設が完成し、施設を監修した富山市出身の東京五輪銅メダリスト・中山楓奈(ふうな)選手らが26日、滑走の様子を披露した。

 施設は同市湊入船町の「NiX Urban Skate Park(ニックスアーバンスケートパーク)」。環水公園親水広場に隣接し、広さは約440平方メートルある。富山市の「NiX JAPAN(旧・新日本コンサルタント)」が市有地の使用許可を得て設計した。東京都や新潟県での実績もあり、気兼ねなく楽しめる施設を作ろうと計画した。初級・中級者エリアと上級者エリアがある。

 市森友明社長によると、スポンサー契約を結ぶ中山選手から、コースの幅や手すりのポールの直径などについてアドバイスを受けたという。

 26日の滑走には中山選手のほか、日本を代表する織田夢海(ゆめか)選手や松本浬璃(かいり)選手も登場し、得意の技を繰り出していた。

 中山選手は「路面がすごくよくて楽しいパーク。思っていた通りで良かった」と話した。来年のパリ五輪については「予選大会で表彰台に上って、パリ五輪に出場できるよう頑張る」と話した。

 施設のオープンは28日から。同社が管理運営し、平日は午前9時~午後9時、土日祝日は午後10時まで営業。当面は無料開放する。(大谷秀幸)