9月にセルビア・ベオグラードで開催されるレスリング世界選手権に出場する高知県香南市出身の桜井つぐみ選手(21)=高知南高出、育英大=の壮行式が26日、高知市の高知東高校レスリング場で開かれた。県レスリング協会の主催。 桜井選手は五輪階級の…

 9月にセルビア・ベオグラードで開催されるレスリング世界選手権に出場する高知県香南市出身の桜井つぐみ選手(21)=高知南高出、育英大=の壮行式が26日、高知市の高知東高校レスリング場で開かれた。県レスリング協会の主催。

 桜井選手は五輪階級の女子57キロ級で昨年の世界選手権で優勝、一昨年も非五輪階級の55キロ級で優勝している。今年7月に東京で行われた世界選手権代表選考プレーオフで勝利し、今年の世界選手権の切符を手にしていた。世界選手権で3位以内に入れば2024年のパリ五輪代表に内定する。

 壮行式は自身が所属していた高知レスリングクラブの後輩らが参加して行われた。桜井選手を応援する旗などが贈られた後、これまでの歩みや、知人らからの応援メッセージの映像が上映された。

 桜井選手は「たくさんの人に応援してもらっていると感じることができた。たくさんの人が関わり、練習してもらい、教えてもらい、ここまで結果を残せるようになった。世界選手権で優勝して、パリ五輪で金メダルを取れるように頑張りたい」と抱負を述べた。(鈴木芳美)