奈良県橿原市のジェイテクトアリーナ奈良を主会場に開かれていた第54回全国ママさんバレーボール大会(全国ママさんバレーボール連盟、朝日新聞社主催)は最終日の27日、決勝があった。 6チームが三つの組に分かれ、各組で優勝を争った。愛知県内から…

 奈良県橿原市のジェイテクトアリーナ奈良を主会場に開かれていた第54回全国ママさんバレーボール大会(全国ママさんバレーボール連盟、朝日新聞社主催)は最終日の27日、決勝があった。

 6チームが三つの組に分かれ、各組で優勝を争った。愛知県内から出場したこうなん(江南市)は大阪府のチームに2―0で勝ち、C組で優勝を決めた。

 第1セットは21―14で先取したものの、第2セットは1―5と先行された。その後はともに譲らず逆転、再逆転の激しい展開に。ジュースから、最後はエースの星野麻未選手が連続でスパイクを決めて22―20で競り勝った。

 こうなんは大会に入ってから安田裕子主将の義父が亡くなり、26日の上位決定戦は主将抜きで戦った。葬儀を終え、27日の決勝直前に再合流したという安田主将は「みんなが決勝に連れてきてくれた。きょうも全員がまとまり、いい状態で試合に臨めた」とチームメートに感謝した。星野選手は「26日はキャプテン不在で不安だったが、声を掛け合って乗り切った。決勝の最後は自分で決めてやるという気持ちだった」と笑顔を見せた。