ドイツメディアはフィジカルの差と3ポイントの精度不足を指摘した(C)Getty Images 強豪相手に無念の黒星スタートだ。 8月25日に日本、フィリピン、インドネシアの3か国共催で開幕したFIBAバスケットボールワールドカップ2…

ドイツメディアはフィジカルの差と3ポイントの精度不足を指摘した(C)Getty Images

 強豪相手に無念の黒星スタートだ。

 8月25日に日本、フィリピン、インドネシアの3か国共催で開幕したFIBAバスケットボールワールドカップ2023。パリ五輪の出場権獲得を目指すグループEの日本代表(世界ランク36位)は、沖縄アリーナでドイツ代表(同11位)と1次ラウンド初戦を迎えたが、試合開始から一度もリードを奪えず、63-81と18点差の完敗を喫した。

【動画】「あらゆる角度から見たいほど見事」と公式も絶賛した渡邊雄太のアリウープとブロックの映像

 前半終了時で31-53と大きく離された日本代表は、後半もなかなか反撃のきっかけを掴めない。終始ドイツに主導権を握られ、開幕戦からいきなり力の差を見せつけられた。この結果を受け、独メディア『BILD』は、「開催国の日本を81-63という圧倒的なスコアで下し、ワールドカップで期待通りのスタートを切った」と速報している。

 日本代表の敗因としては、フィジカルの優位性、さらに3ポイントの精度が低かった点を挙げ、「これらが試合を引き離した決定的要因だ」と指摘。一方、ドイツ代表の戦いぶりに関しては、「ハーフタイムまで支配的な試合を展開し、素晴らしいバスケットボールを見せていた」と伝え、賛辞を惜しまなかった。

 また、「後半からドイツは数段レベルを落とし、必要なことだけをやっていた」とハーフタイム以降のプレーについて印象を記すと、「守備と25得点のモリッツ・ワグナーはいかなる場面でも頼もしく、勝利が危ぶまれることはなかった」と言及。その上で最後は、「日本代表が必死に戦い抜き、第4クオーターの得点を上回った」とまとめている。

 27日にフィンランド代表(同24位)、29日にオーストラリア代表(同3位)と対戦予定の日本代表。格上との試合が続くが、はたして次の2試合ではどのような戦いが見られるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】黒星スタートも渡邊雄太が攻守で奮闘!ブロック2発&アリウープの好プレーに公式も注目「あらゆる角度から見たいほど見事」【バスケW杯】

【関連記事】バスケ日本代表・井上宗一郎、プレッシャーとの向き合い方は「練習でいっぱい失敗する」

【関連記事】Bリーグシーホース三河の西田優大が語る「切り替えの大事さ」。東海大伝統の「24時間ルール」って何だ?