8月上旬に北海道で行われた全国高校総体の相撲・個人80キロ級で優勝した秋田北鷹2年の山城結(ゆう)選手が24日、秋田県教育庁を訪問し、安田浩幸教育長に優勝を報告した。 山城選手は、準決勝までの5試合で低い姿勢からの鋭い立ち合いを見せ、相手…

 8月上旬に北海道で行われた全国高校総体の相撲・個人80キロ級で優勝した秋田北鷹2年の山城結(ゆう)選手が24日、秋田県教育庁を訪問し、安田浩幸教育長に優勝を報告した。

 山城選手は、準決勝までの5試合で低い姿勢からの鋭い立ち合いを見せ、相手を圧倒。決勝では相手を寄り倒しで破り、初めて出場したこの階級の頂点に立った。得意技は出し投げだが、今大会ではスピードと足腰の強さが際だった。

 山城選手は「緊張したが、多くの人に支えられて自分の相撲を出すことができた」とにっこり。相撲部では主将を務めており、「これからも練習に精進し、団体戦でも全国で優勝したい」と語った。

 同席した相撲部の舘山孝監督は「スピードと力がずば抜けていた。秋田から世界チャンピオンをめざしてほしい」と教え子の活躍に目を細めていた。(井上潜)