水泳の飛び込み男子で、日本選手として夏季五輪で最多タイとなる6大会に出場した寺内健(43)が、現役を引退すると所属先のミキハウスが21日発表した。9月に宇都宮市で開かれる日本選手権が最後の出場となる。寺内は「競技人生の締めくくりとして最後…

 水泳の飛び込み男子で、日本選手として夏季五輪で最多タイとなる6大会に出場した寺内健(43)が、現役を引退すると所属先のミキハウスが21日発表した。9月に宇都宮市で開かれる日本選手権が最後の出場となる。寺内は「競技人生の締めくくりとして最後は自分らしく全力で飛び切りたい」とコメントした。

 兵庫県宝塚市出身。高校1年生だった1996年のアトランタ大会で五輪初出場を果たした。2000年シドニー大会の高飛び込みで5位、板飛び込みで8位に入賞。08年の北京大会後に一度引退したが、10年に現役復帰を表明。21年の東京大会ではシンクロ板飛び込みで、坂井丞(しょう)と組んで5位に入った。長年活躍し、「飛び込み界のレジェンド」と呼ばれた。