2023年のメジャー第3戦「全米オープン」が15日に開幕する。カリフォルニア州ロサンゼルスCCでのプロトーナメント初開催にあたり、ベールに包まれていた会員制プライベートコースの18ホール全貌も明らかとなった。アウト9ホールを写真でチェック…

2023年のメジャー第3戦「全米オープン」が15日に開幕する。カリフォルニア州ロサンゼルスCCでのプロトーナメント初開催にあたり、ベールに包まれていた会員制プライベートコースの18ホール全貌も明らかとなった。アウト9ホールを写真でチェックする。

全米OP初開催のロサンゼルスCC 写真で全ホールを見る(イン編)

ラフとフェアウェイの間のファーストカットがない

123回目となる大会セッティングは全長7423ydのパー70で、ホールによっては横幅50ydとフェアウェイが広めの設定。その分、ラフとフェアウェイの間にあるファーストカット(セミラフ)は設けられておらず、ティショットのランの計算がコース攻略のポイントになってきそうだ。

■1番ホール(パー5)/590yd

ロサンゼルスの中心地にあるコース

1番は広々としたフェアウェイのロングホール。ティショットで注意すべきなのは270yd付近にある右フェアウェイバンカーと、295yd付近の左フェアウェイバンカーとなる。グリーン左16yd手前にあるバンカーも避けたいところ。

右バンカーに入れると距離感が難しそう

■2番(パー4)/497yd

ティイングエリアからの風景

ティイングエリアから300yd付近のセカンド地点は、右から左へやや下り気味のライ。手前にハザードがあるグリーンは、手前から奥へ上っていくように傾斜している。ピンが手前に切られたときの難度は上がりそう。

グリーン手前にはハザードがある

■3番(パー4)/419yd

3本のヤシの木方向にグリーンがある

両サイドを木々に囲まれ、ティショットはやや狭いロケーション。正面に立つ3本のヤシの木を狙って打っていく形となる。左サイドの厄介なハザードを越えていくには285ydを飛ばす必要があり、グリーン手前に深いバンカーが口を開けて待つ。グリーンは奥から手前に下っている。

グリーン後方から見た風景

■4番(パー3)/228yd

打ち下ろしのパー3

4番は200yd以上ある打ち下ろしのショートホール。グリーン左右にひとつずつガードバンカーがある。手前のハザードには絶対外したくない中で、奥から手前に向けて下っているグリーンの傾斜が悩ましい。

グリーンサイドから見た全体図

■5番(パー4)/480yd

前方に見える4本のヤシの木の右側にグリーンがある

ブラインドホールの5番は、前方に見えるヤシの木がティイングエリアでの目印になる。4本の木の右側にグリーンがあり、ティショットはセンターより左が狙い目。グリーンはコースで2番目に大きく、横長に設置されている。右サイドに2つのバンカーが構える。

フェアウェイが広い グリーン右サイドに2つのバンカーが待ち構える

■6番(パー4)/330yd

右前方に見える木の奥にグリーンがある

330ydの短いパー4となる6番は1オンを狙うか、レイアップで刻むかのジャッジがカギを握るホール。ティイングエリアから見えないグリーンは、右前方にある木の奥に配置。左サイドは295ydまで安全に打っていける。木を越えてグリーンに届かせるには、キャリーで300ydほどが必要になる。

後方から見た6番ホール。緩やかな2段グリーン

■7番(パー3)/284yd

アウト9ホールでパー3が3つ

7番は280ydを超える設定のショートホール。複数あるティイングエリアによって景色も変わり、左サイドからグリーン右手前のバンカーにかけてハザードある。グリーンは右奥から手前へと下り傾斜となっている。

グリーン右サイドから見た風景

■8番(パー5)/537yd

木に挟まれてティショットの景観は狭め

3ホールあるパー5で最も短い8番。右ドッグレッグのブラインドホールで、セカンド地点は左から右にかけて下り傾斜。300ydを超した付近にあるハザードを挟みフェアウェイは分断されており、2打目以降の戦略性が問われる。

攻めるにしても、左サイドにはハザードもある

■9番(パー3)/171yd

白いクラブハウスに向かってティショットを打つ

9番は最も縦長なグリーンが特徴のショートホール。白いクラブハウスを正面に見ながらティショットを打ち、橋を渡ってグリーンへ向かう。手前と両サイドの3カ所をガードバンカーに守られたグリーンの傾斜は奥から手前に下っている。

9番の後方からの景色は見晴らしがいい

全米OP初開催のロサンゼルスCC 写真で全ホールを見る(イン編)