男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は21日にシングルス決勝が行われ、第3シードのD・メドベージェフが第7シードのH・ルーネ(デンマーク)を7-5, 7-5のストレートで破り、クレーコート大会で…

男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は21日にシングルス決勝が行われ、第3シードのD・メドベージェフが第7シードのH・ルーネ(デンマーク)を7-5, 7-5のストレートで破り、クレーコート大会で初優勝を果たした。
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世界ランク3位のメドベージェフは今大会、初戦の2回戦で同43位ののE・ルースブオリ(フィンランド)、3回戦で第31シードのB・ミラリェス(スペイン)、4回戦で第19シードのA・ズベレフ(ドイツ)、準々決勝で同101位のY・ハンフマン(ドイツ)、準決勝で第5シードのS・チチパス(ギリシャ)を下しての勝ち上がり。
この試合の第1セット、メドベージェフはファーストサービス時に83パーセントという高い確率でポイントを獲得。キープを続けていくと、第12ゲームでこの日初めて訪れたブレークポイントを1本で奪い、ワンチャンスを活かし先行する。
続く第2セット、第1ゲームでルーネがいきなりラブゲームでブレークに成功したものの、第4ゲームでネットに詰めたルーネからパッシングショットなどで4ポイントを獲得したメドベージェフがブレークバックに成功。
しかし、第7ゲームの1ポイント目で38本のラリーを制したルーネに再びブレークを許す。それでもルーネがサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでチャンスボールをミスするなどし、メドベージェフは土壇場で再び追いつく。するとルーネのサービスゲームとなった第12ゲームでメドベージェフはルーネのストロークミスを誘い0-40と3本のマッチポイントを獲得。1本はしのがれたものの2本目のマッチポイントをものにし、苦手と公言してきたクレーコートで自身初となるタイトルを獲得した。
メドベージェフはこれでツアー通算20勝目。「ATP1000」では6つ目のタイトルとなった。
一方敗れたルーネは、ツアー通算5勝目とはならなかった。