男子テニスで世界ランク2位のC・アルカラス(スペイン)は18日にSNSを更新。同日に全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の欠場と長期の休養に入ること、そして2024年シーズンで現役引退の意向を示したR・ナダル(スペ…

男子テニスで世界ランク2位のC・アルカラス(スペイン)は18日にSNSを更新。同日に全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の欠場と長期の休養に入ること、そして2024年シーズンで現役引退の意向を示したR・ナダル(スペイン)に対してメッセージをつづった。
>>アルカラスからナダルへのメッセージ<<
>>ナダル全仏欠場&引退意向【発表全文】<<
36歳のナダルは1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦で左股関節付近を痛めながらM・マクドナルド(アメリカ)と対戦し、ストレート負け。その後、全治6〜8週間を要することを発表しツアーを離脱すると、3月20日付のATP世界ランキングでは約18年ぶりにトップ10から陥落した。
しかし、その後も復帰の目途は立たず4ヵ月が経過。今月末からスタートする全仏オープンの欠場を18日に発表するとともに、2024年シーズンについて「最後の年になる」と語った。
20歳のアルカラスはナダルがプロとしてすでに活動していた2003年に生まれ、その背中を見続けてきた。これまでツアーでは3度対戦しており、初対戦となった2021年5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)2回戦では、ナダルが6-1, 6-2と完勝。2022年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)準決勝ではナダルが6-4, 4-6, 6-3のフルセットで勝利した。
最後の対戦は同年5月のムチュア・マドリッド・オープン準々決勝で、アルカラスが6-2, 1-6, 6-3のフルセットで下し初勝利をあげた。勢いに乗ったアルカラスは、同大会で優勝をおさめている。
アルカラスは今回、ナダルの発表直後にSNSに思いを吐露。同胞の先輩に向けメッセージを送った。
「最大限の励ましをラファに!あなたが今年ローランギャロスに出られないこと、そして今季もうプレーできないかもしれないことは、僕らにとってとても辛く悲しいことだけど、2024年があなたにとって素晴らしいシーズンとなり、あなたらしく素晴らしいチャンピオンとして別れを告げることができることを祈っています!」