楽天―ソフトバンク 今季初勝利を挙げ、捕手嶋、松井裕(1)を迎える楽天・安楽(左から3人目)=Koboパーク宮城【写真提供:共同通信社】 東北楽天が4対3で福岡ソフトバンクに下し、首位攻防第1ラウンドを勝利した。 東北楽天は引き分け挟んで3…

楽天―ソフトバンク 今季初勝利を挙げ、捕手嶋、松井裕(1)を迎える楽天・安楽(左から3人目)=Koboパーク宮城【写真提供:共同通信社】


 東北楽天が4対3で福岡ソフトバンクに下し、首位攻防第1ラウンドを勝利した。

 東北楽天は引き分け挟んで3連勝中、福岡ソフトバンクは4連勝中。0.5ゲーム差で迎えた首位攻防3連戦の初戦。東北楽天の先発は、故障から先月復帰も0勝2敗の安樂。登板後「反省点の多いピッチングでした」と振り返るように、この日も調子が良いとは言えず、2回表に先頭の松田を3塁打で出し内野ゴロの間に1失点、5回表には柳田のリーグ一番乗りとなる20号2ランで計3失点。しかし、味方打線が初回にウィーラーが15号3ランを放つと3回にはペゲーロが18号ソロと助っ人コンビの一発攻勢で4得点。1点差のまま継投策へと移った。

 中盤以降は両軍とも結果的に無得点となったが、東北楽天打線が無安打であるのに対して、福岡ソフトバンクは3安打2四球で毎回走者を出すなど、攻撃面でも内容は上回っていたが、東北楽天の高梨、福山、ハーマン、松井裕のリリーフ陣が無失点で踏ん張って逃げ切り勝ち。東北楽天が首位攻防戦の初戦を制し、ゲーム差は1.5に広げた。

 敗れた福岡ソフトバンクは、先発の東浜が6回2/3を5安打7奪三振の好投も本塁打2本に泣いて3敗目。打線が相手の5安打の倍以上の計11安打を放ちながらチャンスを活かしきれなかった。