アルカラス「ライバルは自分」

男子テニスで世界ランク２位のＣ・アルカラス（スペイン）は１２日、BNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000）の大会前会見に登場。１位の座を争っているＮ・ジョコビッチ（セルビア）と今季初めて同じ大会に出場することについて言及している。
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２０歳のアルカラスは前週のムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、ドクレー、ATP1000）で２連覇を飾り今季４勝目。マッチ２９勝２敗と好調を維持したまま初出場となるBNLイタリア国際に臨むこととなる。
アルカラスはジョコビッチについて「ノヴァークと同じ大会に出場できることは素晴らしいこと。彼がここにいて、彼から学ぶことができるのだからね。世界最高のテニスプレーヤーがこの大会に参加するのは良いこと。素晴らしいことだよ。決勝で彼に会えることを期待している。僕はいつもテニスファンとして、世界のベストプレーヤーを見たいんだ。彼らを見て、彼らから学びたいと言ってきた。（彼と）同じ大会を共有できるのは素晴らしいことだね」とコメント。
「最大のライバルは自分自身だと前にも言った。自分だけでなく、誰にとってもそうなんだ。まず自分の感情をコントロールし、それから相手と向き合う。どんな時でも、正しい（戦術やショットを）選択しなければならない。ボールを打つまでほんの数秒しかないのだから、本当に大変だよ。僕だけでなく、みんなそうなんだよ」
なお、BNLイタリア国際後のATP世界ランキングではアルカラスがジョコビッチを抜いて世界１位に立つことが決定。昨年のBNLイタリア国際で優勝を飾っているジョコビッチは今大会で優勝しても変わらず6,775ポイント。一方、昨年大会を負傷の影響で欠場しているアルカラスは本戦出場が決定し10ポイントが加算。現在6,770ポイントであるため、6,780ポイント以上が確定している。
アルカラスは今大会、初戦となる２回戦で世界ランク７２位のＡ・ラモス=ヴィノラス（スペイン）と顔を合わせる。

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