男子テニスで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)は11日、第1シードとして出場するBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)を前に右ひじの負傷が問題ないことを明かした。>>ジョコビッチ、西岡らBNLイタリ…

男子テニスで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)は11日、第1シードとして出場するBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)を前に右ひじの負傷が問題ないことを明かした。
>>ジョコビッチ、西岡らBNLイタリア国際 組合せ・結果<<
>>シフィオンテクらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<
35歳のジョコビッチは今季クレーコートの大会に2度出場。しかし、4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では3回戦でL・ムセッティ(イタリア)に逆転負け。翌週のスルプスカ・オープン(ボスニア・ヘルツェゴビナ/バニャ・ルカ、クレー、ATP250)では準々決勝で同胞のD・ラヨビッチ(セルビア)に屈した。
2018年2月に右ひじの手術を行いツアーを離脱していたジョコビッチ。ロレックス・モンテカルロ・マスターズでムセッティに敗れた試合では右ひじにサポーターを装着し、ストロークの精細も欠いていた。その古傷の痛みが再燃したと憶測が広がるなか、前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)の欠場を発表。約3週間の休養を経てBNLイタリア国際に臨むこととなった。
ジョコビッチは痛めた右ひじについて「調子はいい。すべて順調だよ。このレベルでは気になることがあちこちに(必ず)ある。それが普通なんだ。25歳を過ぎると以前より経験することが多くなると思う。回復するには、もう少し時間がかかるかな。でも、気分はとてもいい。試合が恋しいね。ローマでプレーするのは大好きだよ。歴史的に見ても、ローマは僕にとって素晴らしい大会。多くの成功を収め、何度も優勝している。何度も決勝でプレーしているからね」とコメント。
また、クレーコートは慣れるまでに時間を要することを明かしており「バウンドするたびにボールの軌道が違う。そんなイレギュラーなサーフェスなんだ。ある意味、芝のようなもの。クレーでは風が強いと表面が削られ、バウンドやボールのスピン、コートのスピードに影響する。もちろん、雨が降ればコンディションも変化するので土が柔らかいか硬いかも関わってくる」としている。
「他のサーフェスよりも、たくさんの要素があり、それに対応しなければならない。時々、本当に圧倒される。だけど、それに適応していくことが大事なんだと思う。他のどのサーフェスよりも、より多くの練習し、より多くの時間をコートで過ごし、自分のショット、戦術、テクニック、コートへの適応に取り組む必要があると感じている。芝について、何人かの選手がそう言っているのを聞いたことがある。でも、芝では幸運なことにとても早く適応できる」
また、今大会出場により大会後の世界ランキングで1位に返り咲くことが決まったC・アルカラス(スペイン)について「彼はこの大会の後、何があっても1位になる。当然だ。彼はとても素晴らしいテニスをしていて、ハイレベルだ。このサーフェスで勝つべき選手であることは間違いないね」と称賛の言葉を贈っている。
「僕たちは昨年、マドリッドで1度だけ対戦している。もし、ここで対戦する機会があれば、それは決勝戦になるね。お互いに決勝でプレーするのは好きだと思う。でも、長い大会だし、素晴らしいプレーヤーがたくさんいる」
ジョコビッチは初戦となる2回戦では世界ランク61位のT・マルティン・エチェベリー(アルゼンチン)と対戦する。マルティン・エチェベリーは1回戦で同85位のL・ヴァン・アッシュ(フランス)を7-6 (9-7), 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
初対戦となるマルティン・エチェベリーについては「彼のことはあまり知らない。でも、プレーは何度か見たことがある。彼の幸運を祈っている。とてもハードワーカーで、コート上ではファイターのように見えるね。明日の夜以外は、彼のベストを祈っている」と述べている。
なお、ジョコビッチはこれまで、BNLイタリア国際で過去6度優勝。昨年もタイトルを獲得しており、今大会は2連覇と7度目の優勝、そして1,000ポイントの防衛がかかる。

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