現地時間30日、香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世カップ(G1・芝2000m)は、J.マクドナルド騎手騎乗の1番人気ロマンチックウォリアー(セ5、香・C.シャム厩舎)が制覇。同馬のオーナーであるピーター・ラウ氏が取材…

 現地時間30日、香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世カップ(G1・芝2000m)は、J.マクドナルド騎手騎乗の1番人気ロマンチックウォリアー(セ5、香・C.シャム厩舎)が制覇。同馬のオーナーであるピーター・ラウ氏が取材に応じ、「天皇賞(秋)への参戦を真剣に考えています」と日本遠征のプランを明らかにした。

 ロマンチックウォリアーは、父Acclamation、母Folk Melody、その父Street Cryという血統。クイーンエリザベス2世Cは連覇で、通算成績は13戦10勝となった。

 ラウ氏はレース前の心境について、「勝つ自信があったとはなかなか言えません」と本音。「オーストラリアで素晴らしいパフォーマンスをみせたドバイオナーや日本からもGI馬ジェラルディーナを含む3頭が参戦してきており、とても強力なメンバーが揃っていました」とライバルの存在を警戒していた。

 心配をよそに愛馬は直線で先頭に立って押し切り勝ち。「ロマンチックウォリアーが頑張ってくれて本当に良かったです。さらに上のレベルの馬になってくると思います」と喜んだ。

 さらに今後の計画も披露。「今シーズンは香港でもうひとレース、2400m戦のチャンピオンズ&チャターカップを使いたいですね。その後は10月に日本へ遠征する可能性がとても高く、天皇賞(秋)への参戦を真剣に考えています」と話し、「もし実現したら、日本でお会いできるのを楽しみにしています」と先を見据えた。