災害支援活動3日目のご報告です。2日目の情報の拡散、口コミにより、3日目はひっきりなしに物資を求める方が来訪されました。震災がもたらす車中泊にはいくつかケースがあります。①家が倒壊してしまっている。②ライフラインが止まっている(水、電気の供…

災害支援活動3日目のご報告です。

2日目の情報の拡散、口コミにより、3日目はひっきりなしに物資を求める方が来訪されました。

震災がもたらす車中泊にはいくつかケースがあります。
①家が倒壊してしまっている。
②ライフラインが止まっている(水、電気の供給される場所で車中泊)
③余震対策
④精神的なトラウマ
⑤周りに同調している。
⑥避難したいが、プライバシーを確保したい。
これだけ沢山のケースがあると、車中泊難民は、特に本震直後は、6割強を占めると言っても過言ではありません。そしてエコノミー症候群がいよいよ表面化する中、現在スノーピークの行っている支援については、明確なエコノミー症候群対策として、かなり高い評価と、喜びの声を頂いております。

この日は、上記であげたケースの他にも、避難して宮崎に帰っていたが、自閉症のお子さまが環境の変化に耐えられず、今回の活動を知り自宅周辺でテントを張っての生活を選択。といったケースや、
指定避難所にいる車イスのご年配の方ため、寝起きしやすいコットを探している、と、スノーピークアウトドア隊のブースへ来訪。組み立てまでご説明して、お渡し。という様なケース。
様々なケースで、支援者からの物資が活躍しております。
中には提供者のメッセージを読まれて涙する方も。(この場合、もれなく僕らも泣きそうになっちゃいます)

この日は分隊が、奥日田まで物資をピックアップしに向かいましたが、山の様に積まれたシュラフ、テントを、渡した方にとってのストレスと成らぬ様、ひとつひとつ検品する裏方の姿も含め、誰かを想う気持ちが、どこをつまんでも詰まっているなと感じた1日でした。
熊本各地は徐々に回復しはじめるも、「最悪」では無くなった程度。また被害は、大分も深刻になりはじめており、別府、由布はもちろん、奥日田がある日田市も、水道水が濁り、通常に生活が出来ていないエリアも出てきております。現在、大分の被害状況もヒアリングして、物資が必要ないか確認も進めました。
それも踏まえ、各エリアと調整中。

まとまった供給も明日以降に予定されておりますので、仕分けのボランティアも拡大して協力を要請して対応します。
まだ続く余震含め、1週間を過ぎた頃ならではの新たな需要が出始める時期です。
スノーピークアウトドア隊も現地組、奥日田組含め、気を引き締めてがんばります。

(現場より 若松 隆一)