男子テニスのチリ・ドーブ・メンケア・オープン(チリ/サンティアゴ、クレー、ATP250)は4日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク87位のN・ジャリー(チリ)が同66位のJ・ムナル(スペイン)を1-6, 7-6(7-4), 6-1の逆転…

男子テニスのチリ・ドーブ・メンケア・オープン(チリ/サンティアゴ、クレー、ATP250)は4日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク87位のN・ジャリー(チリ)が同66位のJ・ムナル(スペイン)を1-6, 7-6(7-4), 6-1の逆転で破り、2019年7月のノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)以来 約3年8カ月ぶり2度目のツアー制覇に王手をかけた。
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世界ランク87位で27歳のジャリーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では予選3試合を勝ち抜き本戦入り。2回戦で敗れたものの1回戦では当時27位のM・キツマノビッチ(セルビア)をストレートで下し初戦突破を果たしている。
さらに前週のリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)では予選を勝ち上がるとL・ムセッティ(イタリア)S・バエス(アルゼンチン)など自身よりランキングが高い選手を下して4強入り。準決勝ではC・アルカラス(スペイン)に敗れたものの、好調を維持している。
今大会では1回戦で世界ランク77位のJP・ヴァリジャス(ペルー)、2回戦で第4シードのD・シュワルツマン(アルゼンチン)、準々決勝で予選を勝ち上がった同153位のY・ハンフマン(ドイツ)を下し、2週連続で4強入りを決めた。
この日の第1セット、ファーストサービスが入ったときのポイント獲得率が44パーセントに留まったジャリー。第1ゲームはブレークポイントを凌ぎキープしたものの、第2ゲーム以降はゲームを取ることができず、先行を許す。
第2セット、またしても先にブレークを許したジャリーだったが、ゲームカウント0-2から4ゲームを連取。リードする展開となるもサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでブレークを許しタイブレークに突入。それでも2度のミニブレークに成功し、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセットではムナルにブレークチャンスを与えず。第1ゲームから5ゲームを連取して2時間37分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにジャリーのコメントを掲載し「ここチリで決勝を戦えることは素晴らしいこと。子供の頃、この大会を見ていた時のことを今でも覚えている。F・ゴンサレス(チリ)N・マス(チリ)M・リオス(チリ)がこの大会に出ているのをよく見ていた。今、僕はここで決勝を戦えるんだ」と語った。
勝利したジャリ―はツアー大会4度目となる決勝で世界ランク76位のT・マルティン・エチェベリー(アルゼンチン)と対戦する。エチェベリーは準決勝で第3シードのバエスを7-5, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
両者がツアー本戦で顔を合わせるのは今回が2度目。初対戦となった2022年2月のアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)ではエチェベリーが2-6, 6-3, 6-4の逆転勝ちを収めている。
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