男子テニスのオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、ハード、 ATP250)は26日、シングルス決勝が行われ、第1シードのH・フルカチュ(ポーランド)が世界ランク60位のB・ボンズィ(フランス)を6-3, 7-6 (7-4)のス…

男子テニスのオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、ハード、 ATP250)は26日、シングルス決勝が行われ、第1シードのH・フルカチュ(ポーランド)が世界ランク60位のB・ボンズィ(フランス)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで破り、今季ツアー初優勝を果たすとともにキャリア6勝目をあげた。
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世界ランク11位のフルカチュは先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で16強入りしたものの、前週のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)では2回戦で敗退。
今大会は初戦で世界ランク133位のL・リーディ(スイス)、準々決勝で同69位のM・イメル(スウェーデン)を下し4強入りすると、準決勝ではジュニア時代から親交のある同50位のA・ブブリク(カザフスタン)を破り決勝へ駒を進めた。
この試合、フルカチュは19本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに93パーセントの高い確率でポイントを獲得。初のツアータイトルを狙うボンズィに1度ブレークを許したものの、自身は2度ブレークに成功する。
互いにブレークが生まれなかった第2セットでは5-6で迎えた第12ゲームで3度のセットポイントを握られるもこれをセーブ。タイブレークでは1ポイント目で奪ったミニブレークのリードを最後まで守り切り、1時間30分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには昨年6月のテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)以来のトロフィーを手にしたフルカチュのコメントが掲載された。
「今日はすごくうれしい。ベンジャミン(ボンズィ)は本当に良いプレーをした。彼は第2セットを取るに値したプレーをしていた。僕はただ全力でプレーしただけだ。きっとすぐにタイトルを取れるだろう。本当に良いプレーをしているからね」
「僕のプレー自体は良くなってきていると思う。今日の戦い方にはとても満足している。大事な場面で、良いショットや良いサーブを打つことができたから本当に良かった」
26歳のフルカチュは今後ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)に第5シードとして出場予定で、1回戦で元世界ランク1位のA・マレー(イギリス)と対戦することが決まっている。