男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)は24日、シングルス準決勝が行われ、第3シードのD・メドベージェフが第2シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4, 7-6 (9-7)のス…

男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)は24日、シングルス準決勝が行われ、第3シードのD・メドベージェフが第2シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4, 7-6 (9-7)のストレートで破り、ツアー2週連続の優勝に王手をかけた。
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前週のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)で今季初、通算16度目のタイトルを獲得したメドベージェフ。今大会は初戦の2回戦で世界ランク147位のL・ブロディ(イギリス)、準々決勝で同94位のC・オコネル(オーストラリア)を下し4強入りした。
この試合では6本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに77パーセントの確率でポイントを獲得。オジェ アリアシムのブレークを2度に抑えた。
リターンゲームでは5度のダブルフォルトを犯すなどサービスが安定しないオジェ アリアシムを攻め立て3度のブレークに成功。僅差の接戦を制し1時間57分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはメドベージェフのコメントが掲載されている。
「試合は超接戦だったね。自信は重要だよ。結果的にオジェアリアシムには3つのセットポイントがあった。でも、非常にハイレベルな試合だったと思う。2セットで2時間かかったんだからね」
決勝ではワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク70位のA・マレー(イギリス)と対戦する。マレーは準決勝で同52位のJ・レヘチカ(チェコ)を6-0, 3-6, 7-6 (8-6)のフルセットで破り、ATPツアー47度目のタイトル獲得に王手をかけている。この試合でマレーは5本のマッチポイントを凌ぐ驚異的な粘りを見せ勝利した。
メドベージェフはマレーとの決勝について「今週やってきたことは信じられないことだ。マッチポイントを握られてから試合が始まるみたいだね。明日は最初から最後までベストを尽くして彼に勝たなければならない。まず、彼(マレー)は伝説的な選手。レジェンドなんだ、彼はどんどん良いプレーをしている。見ていて驚くよ。彼は常に戦っていて、今日も信じられない勝ち方をした。対戦できることを本当にうれしく思っている」と語った。
決勝で戦う両者は3度目の顔合わせでメドベージェフの2勝。最後の対戦は昨年3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)2回戦でメドベージェフがストレート勝ちをおさめた。