雪平莉左のゴルフSOS 連載一覧>>第10回:砂が硬いバンカーからの脱出ゴルフ歴3年のタレント・雪平莉左さんが、アマチュアゴルファーを代表してレッスンを受ける連載。今回は多くの人が悩んでいる、砂が硬いバンカーからの脱出方法について。雪平さん…
雪平莉左のゴルフSOS 連載一覧>>
第10回:砂が硬いバンカーからの脱出
ゴルフ歴3年のタレント・雪平莉左さんが、アマチュアゴルファーを代表してレッスンを受ける連載。今回は多くの人が悩んでいる、砂が硬いバンカーからの脱出方法について。雪平さんも苦労しましたが、いくつかの工夫でうまくボールを出すことができました。
今回は、砂の硬いバンカーからの脱出に挑戦した雪平莉左さん。いくつかのポイントを教わりました
【動画】↓↓↓
【ハンドファーストに構える】
雪平莉左(以下雪平) 今回は、前回とは別のバンカーにやってきました。
関浩太郎(以下関コーチ) 今回は、バンカーショットに関してもう一つアマチュアの方からの質問が多い「硬いバンカー」です。これどうですか?
雪平 硬いバンカーは、私はトップが出やすいんですけど。
関コーチ やはりみなさん「トップが多い」と言われますね。実際このバンカーなんですけど、見た目は普通でフカフカの砂のところと変わりません。本番ではペナルティーですが、練習なのでちょっと触ってみましょうか。
雪平 あっ。カチカチですね。
関コーチ そうですね。これではクラブヘッドが砂の中に入っていきづらいです。そこでどうやったら、バンカー脱出3カ条の、条件1、ヘッドをボールの2、3cm下に潜らせることができるか。ここがポイントになります。
雪平 はい。
関コーチ バンカーショットで使うサンドウェッジのソールの平らな部分は、構えた時は(画面に向かって)右上へ傾いているので、ヘッドが砂の中に潜っていかなかいようにできています。これを潜らせるためにはソールを(画面に向かって)左上に傾くようにしてあげます。
つまり、普通はグリップの部分を体の真ん中に構えていたんですけど、ハンドファースト(グリップ部分を正面に向かって左に置く)に構えて、クラブヘッドが砂に刺さりやすくします。
雪平 (グリップを左足前に)こうですね。フラットだとこういう感じ(体の真ん中)ですもんね。
【両足の足場固めで砂の硬さを確かめる】
関コーチ もう一つ。打つ前に、砂が硬いのかそうでないのかわからないと困るじゃないですか。
雪平 そうですね。
関コーチ 打つ前に確かめる方法として、バンカーショットって両足をグリグリと動かして足場を固めますよね。この時に柔らかいか、硬いかを調べちゃうんです。
雪平 なるほど。
関コーチ 今この場は、グリグリしてもやはり硬いですよね。そうなると「構えを変えよう」となるわけです。普通に構えるか、ハンドファーストに構えるかを判断します。
それではいってみましょうか。
雪平 わかりました。
関コーチ 少しクラブを短く持っていただいて、ヒザをぐっと落として、ハンドファーストに構えます。ピンまで近いですけど力いっぱい振ってみてください。
雪平 これは30ヤードくらいのつもりで振ればいいですかね?
関コーチ そうです。今10ヤードのくらいの距離なので、3倍ですね。
雪平 いきます! 怖い......。
(打ちました。ボールが上がりませんでした)
えーーつ(笑)!?
(2球目を打ちました。上がりきらずにアゴに当たりました)
うーーん。
(3球目。うまく出ました)
関コーチ 出ました。やはり打ったところを見てみても、一層下は土でしたよね。こういうところでは、ハンドファーストにして振り抜くと。
雪平 クラブをボールの下に潜らせないといけないので、ここもボディーターンを意識しつつ、しっかりボールの下に当てていくと意識しながらやっていこうと思いました。
雪平莉左
ゆきひら・りさ/1994年6月17日生まれ。愛知県出身。趣味:競馬、ゴルフ、映画鑑賞。特技:ダイビング、乗馬、いちごの大食い。
1st写真集『とろける。』が好評発売中。
Twitter:@risa_yukihira
Instagram:risa_yukihira
関浩太郎
せき・こうたろう/1974年生まれ。カリフォルニアで最新スウィング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学びミニツアーを転戦。帰国後はクラブ職人に弟子入りしフィッティング理論、クラフト技術を習得。これまでのレッスン生は10.000人以上、リシャフト本数10.000本以上、クラブ&シャフト試打年間400本以上。SEKI GOLF CLUB目黒主宰。年間のベストスコアの達成者数は15年連続で100人以上。