阪神―楽天 阪神に勝利し、観客の声援に応える楽天・岸=甲子園【写真提供:共同通信社】 東北楽天が1対0で阪神に完封勝利。岸が8回無失点で5勝目を挙げた。 小野と岸の投げ合いで始まった一戦は、5回を終えて両チーム無得点。迎えた6回表、東北楽天…

阪神―楽天 阪神に勝利し、観客の声援に応える楽天・岸=甲子園【写真提供:共同通信社】


 東北楽天が1対0で阪神に完封勝利。岸が8回無失点で5勝目を挙げた。

 小野と岸の投げ合いで始まった一戦は、5回を終えて両チーム無得点。迎えた6回表、東北楽天は1死から島内が四球を選ぶとペゲーロのライト前ヒットで1、2塁とし、岡島がセンター前へ先制タイムリー。5回まで散発3安打で3塁を踏めずにいた中で、貴重な1点を奪った。

 東北楽天の先発の岸は、序盤から得点圏に走者は背負うものの、キレのある球を低めに集めて得点を許さず。二塁手・藤田の2度の好守にも助けられて8回8安打ながら無失点に抑えて今季5勝目。9回は守護神・松井裕が2死から2安打を許したが、最後は代打・俊介を空振り三振に仕留めて21セーブ目を挙げた。

 敗れた阪神は、初回、高山、上本の連打で作った無死1、2塁のチャンスにクリーンアップが倒れ先制機を逃すと、3回1死2塁からも中谷、福留が連続三振。先発のルーキー・小野が7回1失点ながら打線の援護に恵まれずに降板すると、8回には1死から上本、中谷の連打で1、3塁と一打同点の場面を作ったが、福留が今度は併殺打。代打攻勢をかけた9回の攻撃も2死1、3塁としたが、最後までホームが遠く交流戦最終戦を白星で飾れなかった。