2023年1月15日 和歌山競輪G3開設73周年記念「和歌山グランプリ」最終日松の内を過ぎ、正月気分も和らぐ1月12日より4日間の日程で開催された、和歌山競輪開設73周年記念「和歌山グランプリ」G3は本日最終日を迎えた。シリーズは、グランプ…

2023年1月15日 和歌山競輪G3
開設73周年記念「和歌山グランプリ」最終日

松の内を過ぎ、正月気分も和らぐ1月12日より4日間の日程で開催された、和歌山競輪開設73周年記念「和歌山グランプリ」G3は本日最終日を迎えた。シリーズは、グランプリ覇者の脇本雄太を筆頭に、古性優作、新田祐大、守澤太志ら豪華なメンバーが連日ハイレベルなパフォーマンスを発揮し、開催をリードした。中でもシリーズリーダーの脇本は、強烈な捲りで初日から土つかずの快進撃でファンを魅了すると、盟友・古性優作も善戦。また、立川記念を制し年始から好スタートの新田や守澤も負けず劣らずの走りを見せると山崎芳仁、佐藤友和もそれに追従する好走で決勝に進出を決めるなど存在感を示した。まさらに、眞杉匠や深谷知広も持ち味の自力で決勝に駒を進めた。
好メンバーが顔を揃えた決勝は、後方から上昇した脇本が、前受けした新田の抵抗を凌いで先行。脇本はそのままゴールを駆け抜けて、完全優勝を達成。グランプリ覇者として迎える新シーズンの初戦を制して、ファンの歓声を一身に受けた。

※3日目準決勝レポートはこちら

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【最終日12R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/眞杉匠(S1・栃木113期)
3/新田祐大(SS・福島90期)
4/山崎芳仁(S1・福島88期)
5/古性優作(SS・大阪100期)
6/藤田勝也(S2・和歌山94期)
7/守澤太志(SS・秋田96期)
8/佐藤友和(S1・岩手88期)
9/深谷知広(S1・静岡96期)

【レース展開】






誘導以下、3新田-7守澤-4山崎-8佐藤、9深谷、2眞杉、1脇本-5古性-6藤田で周回を重ねる。赤板では隊列に動きなく、打鐘前2コーナーから脇本がスパート。先頭の新田も合わせて踏み込み、脇本と新田の主導権争いとなる。脇本は最終HSで新田を叩き切り主導権を握ると、古性も追い上げて脇本の番手をキープ。最終BSで深谷が捲りを打つも、脇本の快ペースの前に不発。直線では脇本マークの古性、さらに守澤が差し迫るが、脇本が振り切って優勝。2着は古性で近畿ワンツー。3着に守澤が入線した。

【最終日12R=和歌山競輪G3決勝】
2車単1-5 250円(1番人気)
3連単1-5-7 740円(1番人気)
決まり手:逃げ-マーク



優勝/脇本雄太(SS・福井94期)
今回戦績:特1・二1・準1・決1
次走出場予定:豊橋G3(1月26日~29日)

道中では、眞杉(匠)君もしくは深谷(知広)君が先に動いたら、その動きに乗って行こうと思っていたのですが、その雰囲気がなかったので、自分から動こうと思いました。新田(祐大)さんが全力で踏んできたのですが、それに怯まず、しっかり前に踏むことができたと思います。新田さんの抵抗をどう対応するかで、古性(優作)君と噛み合わなかったところもあると思いますが、お互いの信頼感が(ワンツー決着という)結果につながったと思います。グランプリを終えてから、なんとか気持ちを切らさずに、この記念に挑めました。この後も、目の前のレースを勝ち続けることを第一に、全日本選抜競輪に向けて力を付けていきたいと思います。




※和歌山競輪G3(最終日)注目レースのピックアップは次ページへ→

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\和歌山G3(最終日)注目選手ピックアップ/

【最終日4R=S級選抜】


地元記念初参戦で逃げ切り2勝
1着/貴志修己(S2・和歌山117期)

後ろが競られているのが分かっていたので、番手の内山(貴裕)さんが勝ち切ったと思ってから、自分のペースで仕掛けていきました。初日、2日目と失敗が多かったですが、落ち着いて、しっかり戦えば、何とかなると思える競走ができたので次につながるなと思います。しっかり練習して力を付けていきます。

【最終日5R=S級選抜】


500勝目指して頑張ります
1着/近藤隆司(S2・千葉90期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

ホームの風が凄いと聞いていたので、仕掛けるふりをして組み立てようと思っていました。最後はいいペースでスピードも垂れず、ゴールまで走れた感じがありました。昨年の怪我の影響を引きずっているのですが、良かった時の身体に戻そうと食事を気をつけたり、練習を休まずやったりすることを心がけていて、モチベーションを高く保てていて、いいと思います。昨年の函館F1で400勝してから500勝したいと思ったので、それに向けて、ひとつずつ頑張ります。

【最終日9R=S級特選】


悔しさを胸に頑張ります
1着/石塚輪太郎(S1・和歌山105期)

昨日(準決勝)は、不甲斐ないの一言ですね。このところ、バック数が減ってきていて自分主体のレースも続いていたので、もっとラインのことを考えて今年一年頑張りたいです。今回は、競輪の神様がまだ地元記念優勝、優出は早いと教えてくれたのかなと思っています。この悔しさを思い浮かべながら一日一日頑張ります。

【最終日11R=S級特秀】


力の差を埋めるために
1着/東口善朋(S1・和歌山85期)

地元3人(稲毛、東口、椎木尾)で並び、開催最後を3人で決められることだけを考えて、自分のできることをしっかりやろうと走っていました。最終3コーナーでは、(稲毛が仕掛けられず)難しい判断でしたが、あそこで仕掛けないと届かないと思ったので踏みました。(椎木尾)拓哉とワンツーが決められたので正解だったと思います。準決勝は、脇本(雄太)君との力の差を感じました。その差を埋めていくために、さらに試行錯誤して取り組んでいきます。