夜8時でも明るい! 1月のメルボルンはテニス観戦にピッタリ2023年1月16日〜29日まで開催される全豪オープン。目玉となるのは前回出場できなかったノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク5位)の…
夜8時でも明るい! 1月のメルボルンは
テニス観戦にピッタリ
2023年1月16日〜29日まで開催される全豪オープン。目玉となるのは前回出場できなかったノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク5位)の参加となるか。惜しくも世界第1位のカルロス・アルカラス(スペイン/同1位)は欠場となってしまったが、このところ大きくランキングを上げ、昨年のATPマスターズ1000パリ大会ではジョコビッチをも破ったホルガー・ルーネ(ノルウェー/同10位)をはじめ、楽しみなメンバーが2023年初のグランドスラムに挑戦する。
今回は、そんな全豪オープンを存分に楽しむために知っておきたい開催地メルボルンの気候やおすすめのホテル、選手に会えるかもしれないスポットなどを紹介する。
フリンダースストリート駅
オーストラリアではシドニーに次ぐ人口を誇る大都市メルボルン。オーストラリアの南東部に位置し、治安も安定しているメルボルン。日本とは夏と冬が逆になるので、1月は温かい季節となる。最低が摂氏15度程度で最高が摂氏25度程度と非常に過ごしやすい時期であることがわかる(時差も2時間なので体も楽だ)。
晴天が多くカラッとした気候でテニス観戦にはピッタリ。サマータイムを採用していることもあり夜8時ごろまでは明るいのも安心なところだ。
男子決勝のチケットは7万円以上!
よりリーズナブルに大会を楽しむには!?
全豪を見るためには、大会前半がポイント! 多くの選手のよりリーズナブルに楽しく見る方法をお伝えしたい。
通常デイセッションとナイトセッションに分かれていることが多いトーナメントのチケット販売だが、全豪オープンでは日によってトワイライト(薄暮)セッションというカテゴリーが販売されており、男女ともに決勝もトワイライトセッションとなっている。開始時間はデイセッションが11時から、トワイライトセッションは15時あるいは16時から、ナイトセッションは19時からといった具合だ。観客はセッションごとにチケットを購入ことになり、セミファイナルやファイナルは1試合のみの観戦となる(屋外の試合は観戦可能だが座席指定はない)。
夜まで明るくトワイライトセッションがある全豪オープン
大会後半になるにつれ、チケット価格がアップしてしまうのだが、実は大会の前半にデイセッションやナイトセッションのチケットを購入すればトップ選手の試合を一日に数試合観戦することができてお得だ。またアリーナ以外の試合を観戦することができるグランドパスでも、屋外で行われている選手の試合だけでなく練習も見ることができるので、多くの選手が残っている大会前半であれば会場を歩き回りながら十分楽しむことができる。大会前半に比較的割安なチケットを利用して観戦することで多くの選手を目にすることができるだろう。
【動画】練習コートでは思わぬハプニングも見られるかも(動画はジョコビッチ)
前述のように、ナイトセッションは19時からなので試合によってはホテルに戻る時間がかなり遅くなってしまうこともあるだろう。だがチケット所有者は最終試合の1時間後まで運行されるトラム(路面電車)に無料で乗車できる。例えば全仏オープンでは各自で考慮せねばならず、多くの人がタクシーやUBERを見つけるのに苦労していた。そのあたり全豪オープンは来場者にとって非常にありがたいサービスだと言える。
チケットを持っていれば、トラムに無料で乗ることができる
筆者がおすすめしたい!
会場近隣のホテルをいくつか紹介!
★会場から徒歩約10分!選手に会えるかもしれない「グランドハイアット・メルボルン」
会場付近のホテルで最もおすすめなのが、選手が滞在することでも知られているグランドハイアットメルボルンだ。全豪オープンの一回戦が始まる1月16日 から1泊の料金は、一名の部屋で588オーストラリアドルから(2023年1月1日現在)。日本円にして約5万2千円と割高ではある。
とはいえ、グランドハイアット・メルボルンからセンターコートの「ロッド・レーバー・アリーナ」までは徒歩約11分。トラムなどの交通機関を利用せずに会場とホテルを行き来できるので大変便利だと言える。決してリーズナブルとは言えないが、おすすめホテルの一つとして紹介したい滞在先の一つだ。
★窓から会場が見える!「マントラ・オン・ジョリモントホテル」
より会場から近くリーズナブルなのが「マントラ・オン・ジョリモントホテル」だ。こちらは1月16日に1泊2名で滞在して約3万3千円から。通常は半額程度だが全豪オープンの時期は価格がアップしてしまう。とはいえ部屋によっては線路を挟んでコートを直接覗くことができ、全豪オープンを存分に味わうことができるだろう。
試合以外で選手に会うには
どうすればいいのか?
試合後などは多くのファンが選手の周りに集まるため、子供が近づくのは危険な場合がある。特にグランドスラムともなると人数も多く一緒に写真を撮ったりサインをもらったりするのは至難の業だ。
そこでおすすめなのが試合以外で会えそうな場所をチェックしておくこと。一番はコートでの練習時間を把握しておいて見に行くことだ。特に朝早い時間や夜遅い時間の練習では観客の数も少ない場合があり、選手もサインや写真撮影に応じてくれるケースが多い。練習コートのスケジュールはウェブサイトや会場の掲示板で確認することができる(https://ausopen.com/practice-schedule)。
会場には練習時間を表示する掲示板もある
また全豪オープンということで地元オーストラリアの選手は地元ファンの期待に応えるべくファンサービスに熱心になるケースが多い。ニック・キリオス(同21位)やアレックス・デミノー(同24位)など地元出身の選手のコート練習は押さえておいて損はなさそうだ。
それからほかの選手の試合を観戦している選手もチャンスである。その間はリラックスしていることが多いし、周囲に観客が少ない場所で見ていることも多いので声をかけやすい。
逆に声をかけても応じてもらえないケースが多いのが試合前のタイミングだ。試合前は集中を切らせないためにサインや写真撮影を嫌がる選手が多いのでタイミングを見計らって声をかけたいところだ。
豊富なAOグッズも魅力!
ラルフローレンとのコラボグッズも
グランドスラムは大会オリジナルのグッズも魅力の一つ。全豪オープンではラルフローレンやニューエラなど人気のブランドとのコラボグッズが豊富に用意されている。品数が豊富なので、思い出に残る一品を見つけることができそうだ。オンラインでも販売されているので是非チェックしてみてほしい。
NEW ERAと全豪のコラボバケットハットなんかもある(ホームページより)
テニスファンにとってグランドスラムの会場はテーマパークそのもの。選手の試合はもちろんのこと、練習を見学したりグッズを購入したり、時には選手とばったり会場内で出くわしたりとファンを楽しませてくれる。
さらに1月のメルボルンは気候が素晴らしい。治安もよく魅力的な街で行われる全豪オープンは、訪れる人にとって最高の大会だと言えるだろう。