男子テニスのアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)は5日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク64位のQ・アリス(フランス)を7-6 (7-3), 7-6 (7-5)…

男子テニスのアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)は5日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク64位のQ・アリス(フランス)を7-6 (7-3), 7-6 (7-5)のストレートで破り、ベスト8進出を果たした。試合後、ジョコビッチは「この難関を乗り越えられてよかったよ」と明かしている。
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昨年、オーストラリアへの入国が叶わなかったジョコビッチは2年越しで全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に向けて今季始動。今大会の1回戦では世界ランク65位のC・レスティエンヌ(フランス)を6-3, 6-2のストレートで破り、今季初戦を白星で飾った。
この日、ジョコビッチはファーストサービスが入ったときに88パーセントの高い確率でポイントを獲得。序盤から苦戦を強いられると両選手ともに1度ずつしかブレークを許さず。それでも2度のタイブレークをジョコビッチが制し、1時間55分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにジョコビッチのコメントを掲載し「今日の対戦相手は素晴らしいパフォーマンスを見せていた。彼(アリス)はトップ10に入るようなプレーをしていた。彼はビックサーバーで、このような速いコートではブレークするのは難しかった。なので、今日の試合ではタイブレーク2回が現実的なスコアだと思う」と語った。
勝利したジョコビッチは準々決勝で第7シードのD・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。シャポバロフは2回戦で予選勝者のR・サフィウリンを6-4, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
ジョコビッチとシャポバロフは8度目の顔合わせでジョコビッチの7戦全勝。直近では2021年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で対戦しており、7-6 (7-3), 7-5, 7-5のストレート勝ちをおさめている。
次戦についてジョコビッチは「デニス(シャポバロフ)は完成された選手の一人。彼はとてもダイナミックなプレースタイルだよ。強烈なサーブ、ネットへの飛び出し、コートの後方でのプレーも得意だ。しばらく対戦していないので楽しみだね。ここからの試合は、毎回タフになるはずだよ」と述べている。
同日には、世界ランク33位のS・コルダ(アメリカ)が同21位のR・バウティスタ=アグ(スペイン)を6-4, 6-4のストレートで破り、8強に駒を進めている。