男子テニスのアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)は4日、シングルス2回戦が行われ、第3シードのD・メドベージェフが世界ランク29位のM・キツマノビッチ(セルビア)を6-0, 6-3のストレートで破り、ベスト…

男子テニスのアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)は4日、シングルス2回戦が行われ、第3シードのD・メドベージェフが世界ランク29位のM・キツマノビッチ(セルビア)を6-0, 6-3のストレートで破り、ベスト8進出を果たした。
>>西岡、ジョコビッチらアデレード国際1組み合わせ<<
16日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に向けた前哨戦に位置付けられている同大会。メドベージェフは1回戦で世界ランク45位のL・ソネゴ(イタリア)と対戦したが、ソネゴが右腕を負傷したため試合途中で棄権。第2セット途中で勝利が決まり勝ち上がりを決めていた。
この試合、7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに76パーセントの確率でポイントを獲得したメドベージェフ。キツマノビッチに1度もブレークを許さないプレーを披露すると、リターンゲームでは7度のブレークチャンスを創出し、そのうち4度ブレークに成功。1時間7分で快勝して今季開幕戦で8強入りを決めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはメドベージェフのコメントが掲載されている。
「強敵を相手にした今日の自分のレベルには満足している。第2セットはよりタフだったけど、最後は何とか締めくくれたし、次の試合が楽しみだよ」
準々決勝では第8シードのK・ハチャノフと対戦する。ハチャノフは2回戦で世界ランク42位のJ・ドレイパー(イギリス)をストレートで下しての勝ち上がり。
メドベージェフはハチャノフとの準々決勝について「彼はとても強い相手で、誰にでも勝てる。彼は今日ジャック(ドレイパー)を倒したけど、彼だって若い選手で成長過程にある。そんな選手を倒したんだ。タフになるだろうこの試合を楽しみにしているよ」
昨年1月の全豪オープンでは優勝まであと一歩まで迫ったものの、セットカウント2-0からR・ナダル(スペイン)に逆転負けを喫していたメドベージェフ。今季は同大会での防衛ポイントの死守、そして大会初制覇に期待がかかる。
同日のアデレード国際1では、世界ランク36位の西岡良仁がベスト8へ駒を進めている。