12月25日に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)について、過去10年の枠順データから検証していく。 枠別では最多となる6度の馬券絡みが5枠。逆に8枠は馬券絡みが1回と、最少の数字となっている。 参考までに枠順によ…
12月25日に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)について、過去10年の枠順データから検証していく。
枠別では最多となる6度の馬券絡みが5枠。逆に8枠は馬券絡みが1回と、最少の数字となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
【1枠】1-1-1-17/20 勝率5.0% 複勝率15.0%
【2枠】1-2-0-17/20 勝率5.0% 複勝率15.0%
【3枠】2-3-0-15/20 勝率10.0% 複勝率25.0%
【4枠】2-0-2-16/20 勝率10.0% 複勝率20.0%
【5枠】2-2-2-14/20 勝率10.0% 複勝率30.0%
【6枠】1-1-1-17/20 勝率5.0% 複勝率15.0%
【7枠】1-1-3-15/20 勝率5.0% 複勝率25.0%
【8枠】0-0-1-19/20 勝率0.0% 複勝率5.0%
枠順抽選会では内枠を引いた関係者が喜びの声を挙げるシーンがよく見られるが、意外にも8枠以外で大きな有利不利は無さそうだ。特に1枠・2枠はそれぞれ3頭ずつしか馬券に絡んでおらず、これは8枠に次ぐ低成績となっている。また、この6頭はいずれも4コーナーを4番手以内で通過しており、先行できなければ馬群に包まれて逆に内枠が痛手となる可能性があるだろう。
やはり注目すべきは8枠の数字が極めて悪いことだろうか。2018年の3着馬シュヴァルグランが唯一馬券に絡んだのみで、それ以外は総崩れとなっている。2015年にはGI・6勝のゴールドシップも8枠発走で8着に敗れており、まさに鬼門と言える。今年はディープボンドとブレークアップが8枠を引き当てた。2頭にとっては、このデータが非常に大きな壁となりそうだ。