男子プロテニス協会のATP公式サイトは15日、2022年のATPワールドツアーアワードを発表。アーサー・アッシュ・人道貢献賞を、世界ランク49位のA・マレー(イギリス)が受賞した。ウクライナの人道的活動への支援が認められ受賞に至ったマレー…

男子プロテニス協会のATP公式サイトは15日、2022年のATPワールドツアーアワードを発表。アーサー・アッシュ・人道貢献賞を、世界ランク49位のA・マレー(イギリス)が受賞した。
ウクライナの人道的活動への支援が認められ受賞に至ったマレーは2014年以来8年ぶり2度目の受賞。複数回の受賞はA・アガシ(アメリカ)R・フェデラー(スイス)A・クレシ(パキスタン)に続き4選手目となった。
マレーは今年3月に自身のツイッターを通じて、ロシアがウクライナに侵攻していることから、その状況に置かれている子供たちにユニセフ(国連児童基金)を通じて支援することを表明。同月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以降で得た賞金を寄付することを発表していた。
今回の受賞に関して元世界ランク1位のマレーは「再び受賞者に名を連ねることができ、光栄に思う。今回の行動の理由は、このような賞賛のためではないけど、どこかで評価されるのはうれしいこと」とコメント。
また、イギリスのユニセフ協会最高責任者であるジョン・スパークスOBEは、マレーのウクライナでの取り組みを賞賛し、次のような声明を発表している。
「アンディ・マレー選手が今シーズンの賞金をユニセフ英国本部に寄付してくださったことに大変感謝しています。ユニセフはウクライナとその近隣諸国において、子どもの健康と保護サービスの維持、家族への重要な物資の供給、清潔な水と栄養のある食料の確保など、子どもの安全を守るために昼夜を問わず活動しています」
「アンディは我々への限りない献身により、いろいろな支援をしてくれています。2015年には子どもの移民・難民危機に関するユニセフの活動に惜しみない寄付をし、2016年には自身のエキシビションマッチ“アンディ・マレー・ライブ”を立ち上げました。ユニセフUKの皆を代表して、心からの感謝を申し上げます」
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