男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズ(スペイン/マラガ、室内ハード)は大会2日目の23日、クロアチアvsスペインの準々決勝が行われ、クロアチアが2勝0敗で勝利しベスト4進出を果たした。デビスカップファイナルズはグループステージを…

男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズ(スペイン/マラガ、室内ハード)は大会2日目の23日、クロアチアvsスペインの準々決勝が行われ、クロアチアが2勝0敗で勝利しベスト4進出を果たした。
デビスカップファイナルズはグループステージを勝ち抜いた8チームが争うトーナメント形式の大会で、22日から27日にかけて開催。第1・第2試合はシングルス、第3試合はダブルスが行われる予定。大会初日の22日はオーストラリアがオランダを2勝0敗で下し4強入りを決めていた。
この日の第1試合は世界ランク26位のB・チョリッチ(クロアチア)が同21位のR・バウティスタ=アグ(スペイン)を6-4, 7-6 (7-4)のストレートで撃破。チョリッチは12本のサービスエースを放つなどファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得。1度もブレークを許すことなく勝利した。1勝0敗として王手をかけるとシングルス第2試合には同17位のM・チリッチ(クロアチア)が登場した。
チリッチは世界ランク13位のP・カレノ=ブスタ(スペイン)に対し第1セットを落としたものの、第2・ファイナルセットではファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得。ファイナルセットでは10本のサービスエースを決めるなど接戦をものにし5-7, 6-3, 7-6 (7-5)の逆転で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはクロアチアに1勝目をもたらし勢いをつけたチョリッチのコメントが掲載されている。
「サーブがとても良かったね。こんなにサーブがうまくいったには今年の夏以降初めてだ。自分のサービスが良いとプレーが楽になる。リターンゲームのときにリラックスして臨めるからね。全般的にスマートにプレーできていたと思う。守るときは守って、リズムを変えるときは変えた。正直、自分のプレーにとても満足しているよ」
クロアチアが2連勝を果たしたことで3試合目のダブルスは行われずにベスト4進出が決定。スペインはホーム開催となったファイナルズで、準々決勝敗退となった。
クロアチアは準決勝でオーストラリアと対戦する。
【クロアチア】
M・チリッチ
B・チョリッチ
B・ゴジョ(クロアチア)
M・パビッチ(クロアチア)
N・メクティッチ(クロアチア)
【スペイン】
P・カレノ=ブスタ
R・バウティスタ=アグ
P・マルティネス(スペイン)
M・グラノジェルス(スペイン)