フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日〜6月11日/クレーコート)の大会11日目、男子シングルス準々決勝。 第8シードの錦織圭(日清食品)との対戦で世界1位のアンディ・マレー(イギリス)は、サービスの準備をしているとき…

 フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日〜6月11日/クレーコート)の大会11日目、男子シングルス準々決勝。

 第8シードの錦織圭(日清食品)との対戦で世界1位のアンディ・マレー(イギリス)は、サービスの準備をしているときに自分にタイムバイオレーションを与えた主審の決断に困惑させられた。

 主審のカルロス・ラモスがタイムバイオレーションを宣告したとき、マレーはサービスのトスを上げているところだった。

「ボールのトスをしくじったあとに警告を受けた者など、ひとりも見たことがなかった」とマレーは言った。「僕が遅すぎるペースでプレーしていたというのはあり得る。コート上に時計があるわけじゃないからわからないけどね。僕らにとって、はっきり知るのは不可能だ」。

 全仏を9度制しているラファエル・ナダル(スペイン)、準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)に敗れた元チャンピオン、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)も今大会でラモスと口論していた。

「これ以前には、彼とどんな問題も抱えたことはなかった」とマレー。「彼は非常にいい審判だと思う。ただ今日はその(警告の)起こり方が奇妙だったんだ」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「全仏オープン」準々決勝で錦織圭(日本)を破ったアンディ・マレー(イギリス)。試合中に審判からプレーを始めるペースが遅いとタイムバイオレーションを受けるも、サービスのトスをやり直しているときだったため抗議する。(撮影◎毛受亮介/テニスマガジン)