男子テニスのアスタナ・オープン(カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP500)は9日、シングルス決勝が行われ、第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのチチパスを6-3, 6-4のストレートで破り、2週連続優勝とともにキャ…

男子テニスのアスタナ・オープン(カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP500)は9日、シングルス決勝が行われ、第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのチチパスを6-3, 6-4のストレートで破り、2週連続優勝とともにキャリア通算90度目のタイトルを獲得した。優勝スピーチでジョコビッチは「この年齢でこれだけのプレーができるのは、本当に恵まれている」と語った。
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前週のテルアビブ・ウォーターゲン・オープン(イスラエル/テルアビブ、室内ハード、ATP250)で、キャリア通算89個目のシングルスタイトルを手にした35歳のジョコビッチ。
今大会の準決勝では過去6勝4敗、第2シードのD・メドベージェフと今年初対戦をしたが、ジョコビッチの4-6, 7-6(8-6)時点でメドベージェフが途中棄権をし、思わぬ形で決勝進出を決めた。
ジョコビッチとチチパスは10度目の対戦で、ジョコビッチの7勝2敗。直近では今年5月に行われたBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)の決勝で激突し、ジョコビッチが6-0, 7-6 (7-5)のストレート勝ちをおさめている。
両者、付け入る隙を与えないサービスゲームを展開して始まった決勝戦だったが、ジョコビッチがゲームカウント4-3で迎えた第8ゲームで掴んだブレークチャンスを逃さず、1ブレークアップで第1セットを先取する。
第2セットもジョコビッチは第5ゲームでブレークに成功して、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)からマッチ16連勝で3大会連続となる今季4勝目を挙げた。
ジョコビッチの優勝スピーチが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「僕はいつも素晴らしいキャリアを歩むことを望んできた」と語った。
「もちろん自分がどれだけ決勝戦に出場し、どれだけのトーナメントで優勝できるかは分からなかったけど、僕の願いは常にこのスポーツの最高峰に到達することだ」
「この年齢でこれだけのプレーができるのは、本当にありがたく恵まれていると思う。35歳は25歳ではないんだ。でもこういう試合や大事な場面での経験は、メンタル面で正しい方法でアプローチするのに役立つと思う」
また約3ヶ月ぶりの公式戦で2週連続優勝を飾ったことについては、「今シーズンの再スタートは、これ以上ないほど素晴らしいものになったよ。この2週間のように良い形でシーズンを終えられるよう、とても気合が入っているしモチベーションも上がっている」とコメントした。
一方、敗れたチチパスは今季3勝目、通算10度目のタイトル獲得はならなかった。
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