西武―広島 2勝目を挙げ、ファンとタッチを交わす西武・十亀=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】 埼玉西武が4対2で広島東洋に逆転勝ち。連敗を4で止めた。 広島東洋の2連勝で迎えた今カード第3戦。埼玉西武は今季1勝2敗、防御率4.20…

西武―広島 2勝目を挙げ、ファンとタッチを交わす西武・十亀=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武が4対2で広島東洋に逆転勝ち。連敗を4で止めた。

 広島東洋の2連勝で迎えた今カード第3戦。埼玉西武は今季1勝2敗、防御率4.20の十亀、対する広島東洋は今季5勝1敗、防御率3.30で目下3連勝中の岡田が先発マウンドに上った。試合は前日までの流れの通り、広島東洋が先制。2回表に松山がライトへ2号2ランを放って2点のリードを奪った。

 しかし、本拠地での3タテは避けたい埼玉西武は、4回裏に3四死球でもらった無死満塁のチャンスに中村の併殺打の間に1点を返すと、2死3塁から栗山がセンターへ同点タイムリー。そして続く5回裏にヒットの岡田が3塁まで進み、源田、浅村のタイムリーで2点を勝ち越した。

 先発の十亀は3回から5回まで打者9人に抑えて完全に立ち直ると、6回に連打で1死1、3塁のピンチを招いたが、安部、エルドレッドを連続空振り三振。6回を5安打2失点に抑えると、7回から牧田、シュリッター、増田が無失点で繋ぎ、十亀が今季2勝目を挙げた。

 敗れた広島東洋は、先発の岡田が最後まで一人で投げ抜き、8回を6安打4失点も、5四死球で4回の乱調が響いて自身4月22日以来の今季2敗目。打線も相手の6安打を上回る計9安打を放ったが、チャンスであと1本が出ずにチームの連勝は7でストップした。