住友生命東海C最終日「春花ちゃんの優勝はすごく刺激になりました」 女子ゴルフの国内ツアー・住友生命Vitalityレディス 東海クラシック最終日が18日、愛知・新南愛知CC美浜C(6502ヤード、パー72)で行われた。単独首位で出た19歳・…
住友生命東海C最終日「春花ちゃんの優勝はすごく刺激になりました」
女子ゴルフの国内ツアー・住友生命Vitalityレディス 東海クラシック最終日が18日、愛知・新南愛知CC美浜C(6502ヤード、パー72)で行われた。単独首位で出た19歳・尾関彩美悠(フリー)が5バーディー、3ボギーの70で回り、通算13アンダーで初優勝。前週の川崎春花に続く10代ルーキーの連続優勝となった。台風14号の接近に伴う荒天による約2時間の中断も跳ねのけた。吉田優利(エプソン)は今季5度目の2位となった。
以下、優勝会見に出席した尾関の主な一問一答。
――優勝、おめでとうございます。率直な気持ちは。
「本当にうれしいです。フフ」
――ルーキーの2週連続優勝ですね。
「はい。最近、同世代の子が次々と優勝しているので、今週は優勝を目指して頑張っていました。先週の(川崎)春花ちゃんの優勝は、すごく刺激になりました。自分も頑張らなきゃと思いました」
――今日のプレープランは。
「優勝できたらいいなと思っていました。最後まであきらめないと決めていました」
――最大3打差がつきましたが。
「それより、自分の連続ボギーに腹が立っていました。残りのホールは自分のできる限りを頑張ろうと思いました」
――18番、先に吉田選手がピンにつけました。プレッシャーはありましたか。
「なかったです。優利さんはチャンスにつけてくると思っていたので。私はとにかく振り切ろうと思いました」
――ウイニングパットは。
「18番に入る時、大勢のギャラリーがいました。2度目の最終日最終組で、この光景は久しぶりだったのでうれしかったです。最後のパットは、ラインのことだけを考えていました」
――キャディーが先に泣きましたね。
「前の日から、『優勝したら、自分の方が先に泣く』と言ったので、『じゃあ、それを見て彩美悠は笑う』と言っていました。その通りになりました(笑)」
――尾関さんは泣きましたか。
「全然、泣いていません。汗を拭いていました(笑)」
忘れ物癖を告白「今週も毎日、車に…」
――来週以降に向けて。
「この3日間は自信になったので、来週から切り替えてまた頑張りたいです」
――優勝争いのヒリヒリ感はありましたか。緊張でドキドキした場面はありましたか。
「緊張は全くしませんでした。普段からしない方です。今日は、最後まで楽しめたのが一番良かったと思います」
――10番、11番で連続ボギーの時は。
「短いのを連続で外して、また、最終組で崩したくないと思い、『絶対に崩したくない』と思いました」
――将来の夢は。
「小さい頃から、賞金女王になりたいと言っていました。海外でプレーしたい気持ちもありますが、その夢を叶えたいです」
――おっとりしている感じですが。性格は。
「普段は、ビックリするほど忘れ物をします。毎日、試合とかでも何かを忘れ、スタート時間を間違えたりして、キャディーさんを困らせています(笑)」
――今週はどんなことを。
「毎日、車に忘れ物をしていました。ホテルにパターを忘れたりすることは、それはよくあります。急いでお父さんに取りにいってもらったりします。あと、靴を履き替えるのを忘れていたり(笑)」(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)