住友生命Vitalityレディス東海クラシック 女子ゴルフの国内ツアー・住友生命Vitalityレディス 東海クラシック最終日が18日、愛知・新南愛知CC美浜C(6502ヤード、パー72)で行われ、2位で出た吉田優利(エプソン)は、3バーデ…

住友生命Vitalityレディス東海クラシック

 女子ゴルフの国内ツアー・住友生命Vitalityレディス 東海クラシック最終日が18日、愛知・新南愛知CC美浜C(6502ヤード、パー72)で行われ、2位で出た吉田優利(エプソン)は、3バーディー、1ボギーの70で回って通算12アンダー。ツアー初優勝の19歳・尾関彩美悠(フリー)に1打届かず、今季5度目の2位となった。終了後は悔し涙をポロポロと流した。

 最終18番パー4。吉田は3メートルのバーディーチャンスを左に外した。一方、尾関は2メートルのバーディーパットをカップイン。瞬間、優勝の可能性はなくなった。しかし、吉田は表情を変えずにパーパットのラインを読んでホールアウト。すぐに尾関の元に駆け寄り、「おめでとう」と声を掛けてグータッチをした。

 クラブハウスに戻ると、涙をポロポロと流した。取材中にも目から涙があふれた。

「最後のパットはいい回転で打てましたが、切れちゃいました……」

 16番パー3では、先に7メートルのバーディーパットを決めて1打リードしたが、尾関も5メートルのバーディーパットを入れ返してきた。デッドヒートは18番まで続き、最後に決着をつけられた。悔しさでいっぱいだが、尾関の実力も認めた。

「16番、(尾関のパットは)入るだろうなと思っていました。細く見えて私よりも飛距離が出ますし、アグレッシブなプレーをしていいと思います。その姿勢がいいゴルフにつながっているのでは」

 今季5度目の2位。「もう、2位はいいですね」と聞かれると、「はい」とうなずいて言った。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)