会期前競技が行われている「いちご一会とちぎ国体」は17日、宇都宮市の日環アリーナ栃木で競泳が始まった。成年男子100メートルバタフライでは、栃木県真岡市出身の水沼尚輝(新潟医療福祉大職)が51秒62のタイムで優勝。自らの日本記録には及ばなかったものの、出身地の国体で、東京五輪代表の実力を見せつけた。

 水沼は6月にブダペストで開かれた世界選手権の100メートルバタフライで2位に入った。同種目で日本勢のメダル獲得は五輪と世界選手権を通じて初めてという快挙だった。

 「夏のシーズン最後」と位置づけて、予選から気合の入った泳ぎを披露。「後半、自分の力をどう引き出すかがポイント」と語った通り、決勝は前半の競り合いから抜け出した。「地元の応援の力を自分の力に変えた。来年の福岡(世界選手権)に向けていいスタートが切れた」とさらなる飛躍を誓った。(津布楽洋一)