女子テニスのチェンナイ・オープン(インド/チェンナイ、ハード、WTA250)は14日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク185位の日比野菜緒が第6シードのワン・チャン(中国)に6-2, 6-3のストレート勝ちをおさめ、今季2度目のツアー…

女子テニスのチェンナイ・オープン(インド/チェンナイ、ハード、WTA250)は14日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク185位の日比野菜緒が第6シードのワン・チャン(中国)に6-2, 6-3のストレート勝ちをおさめ、今季2度目のツアー準々決勝進出を決めた。一方で、自身のSNSを通じて17日から始まる東レ パン パシフィック オープンテニス(日本/東京、ハード、WTA500)の予選には間に合わず、またワイルドカード(主催者推薦)を獲得できなかったため同大会に出場できないことを明らかにした。
日比野はこの試合、ファーストサービス時のポイント獲得率が80%と安定し、リターンゲームではワンのセカンドサービス時に73%の確率でポイントを獲得。試合を通じて計5度のブレークに成功して1時間11分で7月のライブスポーツ・プラハ・オープン(チェコ/プラハ、ハード、WTA250)以来、2ヶ月ぶりにツアー8強入りを決めた。
日比野は試合後に自身の公式Instagramを更新し、3年ぶりに開催される東レPPOテニスへの出場が叶わないことをつづった。
「チェンナイでの試合に勝ち残っているため東レPPOの予選に間に合わなくなりました。日本テニス協会と大会ディレクターにこの状況を説明し、本戦WCのチャンスをいただけないかと相談をしましたが、最終的に協会が推薦したのは違う選手で、チャンスをいただけませんでした。3年ぶりの東レPPOを心から楽しみにしていたので、正直泣きたいくらいの気分なのですが…今はチェンナイの大会でベストを尽くすだけです。頑張ります」
日比野はツアー2年ぶりのベスト4進出をかけて、準々決勝で世界ランク147位のA・ガサノヴァと174位のK・スワン(英国)の勝者と対戦する。
また日本勢では前日に行われたシングルス1回戦に世界ランク125位の内島萌夏と同297位の岡村恭香が登場するも、それぞれストレート負けで初戦敗退を喫した。