日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第3日 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第3日が10日、京都・城陽CC(6555ヤード、パー72)で行われた。5位で出た森田遥(新英ホールディングス)は、1イーグル、1バーディー…

日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第3日

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第3日が10日、京都・城陽CC(6555ヤード、パー72)で行われた。5位で出た森田遥(新英ホールディングス)は、1イーグル、1バーディー、ボギーなしの69で回って通算10アンダーとし、2位に浮上した。15番パー4では、第2打を直接入れるスーパーイーグルも披露。最終日は絶好調なショットに加え、持ち味のパッティングで約5年ぶりのツアー2勝目とメジャー初制覇を狙う。首位は通算12アンダーの山下美夢有(加賀電子)で、5月のワールドレディスサロンパス杯に続く年間メジャー2冠を目指す。

 15番パー4。森田が9番アイアンで放った第2打が、136ヤード先のカップに吸い込まれた。右ドッグレッグで急激な打ち上げホール。下からはグリーン面を見られないため、森田はスーパーイーグルを歓声で知った。

「(入ったところを)見たかったです~。でも、良かったです。ずっとバーディーパットが入らなくてイライラしていたのですが、イーグルが来て吹っ切れました」

 第2打地点のボールは、ディボットの淵に止まっていたといい、「どうなることか」と思いながらもしっかりとミート。発揮した集中力と技術が、大きな “ご褒美”をもたらした。

 首位の山下とは2打差。最終日は同じ最終組でプレーするが、パッティング勝負になることは分かっている。この日は思うようにならなかったが、森田は今季平均パット数27.6719(1ラウンドあたり)で全選手中1位。メジャー設定で厳しいピン位置になることは覚悟しているが、「持ち味のパッティングを生かしたいです。やれることを精一杯やって、気負わず、目の前の一打に集中したいと思います」と言葉に力を込めた。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)