日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第2日 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第2日が9日、京都・城陽CC(6555ヤード、パー72)で行われた。単独首位で出た22歳の菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は3バーディ…

日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第2日

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第2日が9日、京都・城陽CC(6555ヤード、パー72)で行われた。単独首位で出た22歳の菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算9アンダー。山下美夢有、川岸史果(ともに加賀電子)と並ぶ首位を堅守した。65で回った初日のようなバーディーラッシュはなかったが、堅実にスコアアップ。会見では、コンビを組む清水重憲キャディーが体を張って笑わせてくれたことも明かし、感謝を示した。

 ラウンドを終えた菅沼は納得していた。

「7アンダーが出た次の日はこんな感じかなと。今日は『イーブンで良し』と思っていましたが、(スコアが)へこんだ(アンダーで回れた)ので良かったです」

 男女ツアー歴代最多39勝(非公認)を挙げた清水キャディーからは、「今日も最終日の気持ちで」と言われていた。菅沼は前週までの今季最終ラウンド(R)平均ストロークは69.2328で全選手中1位。そのマインドを持つように言われ、初日はハイスコアをマークした。しかし、メジャー設定のコースだけに甘くはない。最終9番で2メートルのバーディーチャンスを外すなど、パットが思うように決まらなかった。

 一方、清水キャディーは雰囲気作りも欠かさなかった。菅沼が笑いながら証言した。

「靴下に穴が空いていたので見せてきたり(笑)。ずっと、パーが続いていてなかなかバーディーが来ない時にも、そんな感じで面白い話をしてくれるので、いい気分転換になりました」

幼い頃から憧れたメジャーV

 大会は残り2日。ツアー未勝利の菅沼だが、幼少の頃からメジャー大会で優勝する選手に憧れていたという。

「メジャーで勝つ選手は本当に強いと、小さい頃から思っていました。私が今、この位置にいることは嬉しいですが、気負わずにプレーしたいです」

 今年5月のメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯では第2日を終えて3位につけていたが、第3日は7位に後退した。当時の反省も踏まえ、菅沼は「明日も気持ちは最終日です。優勝できるかは分かりませんが、振り切っていこうと思います」と言葉に力を込めた。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)