ゴルフ5レディス第2日 女子ゴルフの国内ツアー・ゴルフ5レディス第2日が3日、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ(6465ヤード、パー72)で行われた。32位で出た前回大会女王の22歳・吉田優利(エプソン)は8バーディー、ボギーなしの64で回っ…

ゴルフ5レディス第2日

 女子ゴルフの国内ツアー・ゴルフ5レディス第2日が3日、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ(6465ヤード、パー72)で行われた。32位で出た前回大会女王の22歳・吉田優利(エプソン)は8バーディー、ボギーなしの64で回って通算9アンダー。首位の勝みなみ(明治安田生命)に1打差の2位に急浮上した。開催コースは違うが、大会連覇のチャンス。今季は2位3度を含むトップ10入り10度と安定しているものの、「プロの価値は優勝でしか表せない」と決意を込めた。

 吉田は出だしから3連続バーディーを決め、ピンから5メートル以内につけたチャンスをものにし続けた。最終18番パー4でバーディーなら、前日に勝がマークした大会コース記録に並ぶチャンス。しかし、吉田は冷静だった。

「アゲインストでセカンドは長い番手で打つ状況だったので、ここは攻めどころではないと判断してセーフティーにいきました」

 想定通り、2オン2パットでパーセーブ。ボギーなしで締めて、今季初優勝への思いを口にした。

「優勝の回数がプロの価値って思う方もいっぱいいると思います。去年はデコボコの成績でしたけど、2回勝つことができた。そのデコボコの成績でランキングが今より下でも、2回勝ったのは本当に価値があることだと思います。それをわかっているからこそ、今年トップ10に何回か入るがゆえにプロとしての価値っていうのは優勝でしか表せないんじゃないかなとも考えています」

 募る優勝への思い。「何かを変えなければ思って、アクセサリーとか、ベルトも新しいものに替えました」と明かした。異なる開催コースでの大会連覇(1988年のツアー制施行後)は過去12度。「このコースは池も多いし、最後までどうなるかわからない。明日も攻めどころと守りどころを考え、正しい判断をして、取りこぼさないようにしたいです」。吉田もその歴史に名を刻むべく、全身全霊を懸ける。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)