12番で決めたスーパーイーグルに米実況席も興奮 女子ゴルフの全米女子アマチュア選手権第5日が12日(日本時間13日)、米ワシントン州のチェンバースベイGC(6526ヤード、パー73)で行われた。17歳の馬場咲希(日本ウェルネス高2年)は、マ…

12番で決めたスーパーイーグルに米実況席も興奮

 女子ゴルフの全米女子アマチュア選手権第5日が12日(日本時間13日)、米ワシントン州のチェンバースベイGC(6526ヤード、パー73)で行われた。17歳の馬場咲希(日本ウェルネス高2年)は、マッチプレー準々決勝でロウレン・レハイ(米国)を4アンド3で破って4強入り。13日(同14日)の準決勝に進出した。同大会では1985年に服部道子が高2で優勝を飾っており、37年ぶりの快挙にあと2勝に迫った。際立ったのは12番パー4のスーパーイーグル。現地実況席を興奮させた。

 馬場が度肝を抜いたのは、4アップで迎えた12番パー4(281ヤード)。フェアウェー中央からクラブを振り抜くと、ボールはピン右3.5メートルに落ちて直角に左へ。そして、軽いフックラインを描いてカップへと吸い込まれた。5アップにするスーパーイーグル。馬場は左手で口を押さえながら驚き、レハイはうつむいた。

 この瞬間を全米ゴルフ協会(USGA)公式ツイッターが「サキ・ババがイーグルをやってのけた!」と動画付きで速報。現地実況席2人も「彼女がコントロールできるか見てみましょう!」と見守ったが、見事にカップインすると「このショットを見て!」「カモーン。2打で決めた」と興奮を抑えられない様子だった。この日の馬場は、ショット、パットともに好調。見事に準決勝進出を決めた。

 身長175.3センチでドライバー平均飛距離約270ヤードの馬場は、大会前に「全米アマは大学生も加わるので、よりレベルが高くなると思います。それでも優勝すれば、来年の全米女子オープンと全英女子オープンの出場資格を得られると聞いたので、そこを狙っていきたいと思います」と意気込んでいた。(THE ANSWER編集部)