プレーオフ4ホールに及んだ死闘を制してメジャー初V 7日に行われた米女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦・AIG全英女子オープンの最終日、5打差2位から出た2019年女王の渋野日向子(サントリー)は通算9アンダーで1打差3位。優勝したのは、ア…

プレーオフ4ホールに及んだ死闘を制してメジャー初V

 7日に行われた米女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦・AIG全英女子オープンの最終日、5打差2位から出た2019年女王の渋野日向子(サントリー)は通算9アンダーで1打差3位。優勝したのは、アシュリー・ブハイ(南アフリカ)だった。通算10アンダーで並んだチョン・インジ(韓国)とのプレーオフ4ホール目、絶品のバンカーショットでメジャー初Vを手繰り寄せた。欧米メディアも激闘を勝ち抜いた精神力を称賛した。

 米専門局「ゴルフチャンネル」は「ブハイが終盤のトリプルボギーという苦しみに耐え、初優勝」と報道。「冷静さを失わなかったブハイが夕日とチョン・インジを倒した」と長丁場のプレーオフを制した精神力を称賛した。2019年大会は渋野と同じ最終日最終組で回ったが、失速。優勝した渋野を称えたことも記憶に新しい。記事では「この優勝は3年前のミスを補うものとして十分すぎるものだった」と記した。

 優勝を決めたのは、プレーオフ4ホール目。パー4第3打でグリーン脇のバンカーから放ったアプローチでパーをセーブし、ボギーだったチョンに競り勝った。このアプローチの場面では、見守っていた渋野も大きな拍手で称えていた。米ヤフーニュースは「ブハイがドラマチックな最後を経て、優勝を決めた」と報じ、地元の英公共放送局「BBC」も「優勝を決めたプレーオフは英国夏時間21時10分に終わった」と苦しいラウンドで勝ち切った勝負強さを取り上げた。(THE ANSWER編集部)