夫婦セレブレーションを笑顔で見守ったチョン・インジに「本当の強さを感じた」 米女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦・AIG全英女子オープンが7日、英北部ガレーンのミュアフィールド(6680ヤード、パー71)で最終日が行われ、5打差2位から出た…

夫婦セレブレーションを笑顔で見守ったチョン・インジに「本当の強さを感じた」

 米女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦・AIG全英女子オープンが7日、英北部ガレーンのミュアフィールド(6680ヤード、パー71)で最終日が行われ、5打差2位から出た2019年女王の渋野日向子(サントリー)は通算9アンダーで1打差3位。アシュリー・ブハイ(南アフリカ)が通算10アンダーで優勝し、夫・デビッドさんと歓喜の抱擁を交わした。この時、プレーオフで敗れた韓国のチョン・インジの行動に「感動」と声が上がった。

 決着の瞬間はプレーオフ4ホール目に訪れた。18番のパー4、グリーン脇から難しいバンカーショットをピン1メートルにつけたブハイ。ボギーとなったチョンに対してパーをセーブし、ついに勝負を決めた。敗れたチョンは健闘を称え合うハグを交わそうと、ブハイに近寄った。しかし、それより早く抱きついたのが、ブハイの夫・デビッドさんだった。それをチョンはすぐそばで笑みを浮かべながら、2人に温かいまなざしで見守った。

 ネット上では「インジ選手、終始笑顔、そしてプレーオフ敗退が決まった後にブハイ選手のセレブレーションを待つ姿…本当の強さを感じました。感動、感謝」との声も上がり、日本人の視線も釘付けにした場面は大会公式ツイッターでも紹介されている。惜しくも1打差でプレーオフに持ち込めなかった渋野もデビッドさんを激励し、話題になっていたが、全英で生まれた夫婦の美しい絆は、競い合ったライバル選手も魅了したようだ。(THE ANSWER編集部)